〈知ればナルホド!私の日本文化〉お盆のしきたりと日本人 (7月13日(土)の体験授業)

みなさん、こんにちは☆日本文化学科3年の古内歩です。今回は、7月13日(土)の体験授業「〈知ればナルホド!私の日本文化〉お盆のしきたりと日本人」のリポートを行います。当日ご参加頂けなかった方にも、体験授業の内容や雰囲気をお伝えできるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

古内:千葉先生、こんにちは!当日は偶然にもお盆の初日ということでしたが、そもそもお盆とは何から始まったのですか?

千葉:はい、お盆という仏教の年中行事は『仏説盂蘭盆経(ぶっせつうらぼんきょう)』という古いお経に由来するといわれます。ただし近年の研究で、このお経はインドの成立ではなく、イランの「ウルヴァン」という祖霊祭りが起源だとする説が有力視されています。

古内:えっ!インドのお釈迦さまに始まるのではないのですか?!

千葉:はい、残念ながらそういうことがわかってきました。しかし、だからといって決してイランのお祭りだけが今に伝わったということではありません。インドから中央アジアにかけて仏教が盛んに伝えられ、広まったことが一番大きな契機となって、故人を偲ぶ「お盆」という年中行事へと発展してきたのです。

古内:たとえ国や宗教が違っていても、祖先を思う気持ちは同じなのかも知れませんね。

千葉:その通りです!逢いたい人と再会したいと願うのは、昔も今も変わりません。

いかがでしょうか?この他に千葉先生の著書『知れば恐ろしい日本人の風習』(河出書房新社)にも、さまざまなしきたりのお話が載っていてとても勉強になります!みなさんも書店に立ち寄った際は是非お手にとってみてくださいね♪

以上、日本文化学科3年 古内歩のリポートでした!

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