近代文学演習「文学散歩」

皆さん、こんにちは!日本文化学科4年の長谷愛理です。私は、近代文学演習というゼミに所属しています。先日、ゼミの皆と夏目漱石の小説『三四郎』ゆかりの地、本郷界隈を巡りました。本郷は、樋口一葉をはじめとする文学者や、歴史に名を残す人物が多く生活していた明治時代の情緒溢れる町です。

私たちは小説『三四郎』の中で、主人公・三四郎が想いを寄せる女性・美禰子と出会う場面で登場する東京大学構内の「三四郎池」を訪れました。池の周りには写生をする方もいて、一世紀経っても変わらない景色を見たような気分になりました。

現在、本郷界隈は東京メトロなど交通の便が良くなっていますが、歴史あるお店も残っていて、どこか懐かしい雰囲気の町になっています。

東京大学の地はもと加賀前田家の邸宅跡でした。そこにあった心字池に、小説『三四郎』から命名されたという「三四郎池」は、あらためて漱石の偉大さを感じさせてくれます。また訪れたいと思う私のお気に入りの場所になりました。

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