着物の基礎知識を学んで 浴衣ファッションショーにチャレンジしました(和装文化論)

人間関係学科では「人間力」を高めるためにコミュニケーションに重点を置いて学修できるよう科目をそろえています。そうした大学は少なからず存在していますが、本学の人間関係学科の大きな特徴は、言語やメディアによるコミュニケーションだけでなく、非言語コミュニケーション、とくに身体によるコミュニケーションの学修が充実していることです。仕草、姿勢、服装、化粧など、多様な視点から学ぶことができます。その1つに「和装文化論」があります。

前期の学修内容は、染め・織り・TPOや季節による着分けなど、和服の基礎知識です。写真が豊富な教科書を使い、それ以外にも多数の写真を見たりDVDや実物の生地や型紙を使って学修することで、いまやすっかり家庭で見たり触れたりすることのなくなった和服に対する理解を深めます。さらに、和服の構造を生きた知識として身に着けるために、自分で浴衣を着て半幅帯を締めて、本だたみをします。夏休みは浴衣を着る機会も多く、授業の知識が活かせるチャンスととらえ、その予行演習的に、前期の最終回は浴衣ファッションショーを実施します。学生自身がモデルとなり、思い思いに装いを凝らし、決めポーズも考えて、披露し合うのです。今年の授業の模様は写真の通りです。

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この授業を履修したことで自身のワードローブに和服が加わった卒業生もいるように、自己表現を広め深めるためにも、そして、国際社会で生きる日本人の知識として、留学生には日本文化に対する理解を深める機会として、授業が役立てばと願っています。

(石田 かおり・哲学的化粧論)

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