資生堂寄附講座(平成26年度後期)の授業が終わりました
2015/02/03
今年度「化粧文化論」(資生堂寄附講座)が新たに開講しました。前期の授業は2回掲載しましたが、後期も同じ内容で、別の学生を対象に実施しました。グループワークや実習が多いこともあって、授業の内容は同じでも履修者が変わると教室の雰囲気は変わります。実習指導の「特別助教」である資生堂ビューティースペシャリストも前期と違う先生でした。
洗顔を始めとするスキンケアや、社会人の基本的なメーキャップの授業を受けた学生たちは、特別助教の先生に口々に感謝の言葉を伝えていました。それまでの自己流に自身が持てず、「これでよいのか」という疑問がありましたが、不安や疑問がすべて解消できて、初めて基礎をきちんと学ぶことができたからです。
お手本を示す特別助教と真剣に見入る学生たち
資生堂からの特別助教に教えていただいた次の時間に自分で復習する回を毎回設けたことで、コットンの持ち方、洗顔料の泡立て方、眉の描き方など、学生たちの技術は、定着の段階を通り越してみるみる上達して行きました。
個別指導も受けられる
これらの後に、資生堂シニアヘア&メーキャップアーティストの百合佐和子さんが、ファッション産業や、ご自身が育んでいるブランド「マジョリカ・マジョルカ」と、アーティスティックな創作活動をご紹介下さいました。
百合佐和子さんのお話
ファンタジーあふれる百合さんの作品に刺激されてグループ創作をし、最後に日本社会の中での化粧の意味を各自で考えたレポートを提出しました。
知識と技術を身に着ける、化粧産業を知る、グループワーク、個人で考えて文章化するといった、多角的なアクティブラーニングに対する学生の満足度と学修効果が、今回も手応えとして得られました。
最後にグループ創作の模様をご紹介しましょう。
下の写真はチーム名と創作テーマの一覧です。「 」内が創作テーマです。当初思い描いていたようにできず、難しい点もある様子が見られましたが、困難もチームワークで乗り切って、いきいきと創作・発表している様子がとても印象的でした。
「憧れのアイドル」制作中
かぶりものは新聞紙とゴミ袋で工夫
全員で記念撮影(前列はすべてモデル役)
(石田 かおり)