【観光文化学科(仮称・構想中)】晴天に恵まれた2024年度観光文化学類※の都内宿泊研修
2024/06/10
観光文化学類では、2年生(3年次編入生を含む)を対象に4月13日(土)~14日(日)、1泊2日の日程で都内宿泊研修を行いました。この研修は、都内観光資源の理解と学生たちの学修意欲向上のみならず、参加学生相互および教員との懇親を目的としたものです。観光産業の状況、特に「空港・航空業」と「都内観光資源」の現状と今後の可能性を感じられる内容で、学生・教員ともに満足のいくものとなりました。
初日、羽田空港に集合したのち、ANAエアポートサービス株式会社(以下ANAエアポートサービス)のご協力のもと、「会社の全体説明」や「空港施設・カウンター・駐機場(ランプエリア)見学」、「駒沢女子大学OGによる座談会」、「スカーフ講座体験」などがありました。
駐機場では、“いってらっしゃい”と出発機へ手を振って、参加学生がお見送り。飛行機の中からパイロットや乗客も手を振ってそれに応えてくれたので、参加学生のテンションも上がります。飛行機がその場を離れるまでずっと手を振っていました。
みんなで機内の乗客に手を振ってお見送り
なかでも駒沢女子大学OGで、研修先のANAエアポートサービスに勤務する佐藤里帆さんから、勤務内容と自身が働く中で楽しかったこと、苦労したことなどのお話を聴くことができました。その後、参加した学生からの質問にも丁寧にお答えいただき、参加学生はみな、空港で働くことへの意欲を刺激されたようでした。
OG佐藤里帆さんの話に熱心に聴き入ります
スカーフ講座体験ではANAスタッフの巻き方を教わりました
空港見学後、2台のバスにわかれて、東京湾岸にあるホテル「L stay & grow 晴海」に移動します。チェックインし、しばらく休憩したあと、今日の疲れを癒しながら、みんなで楽しく夕食をいただきました。その後、学生たちは思い思いに各部屋に集まって、就寝までの楽しい自由時間を過ごしました。
2日目は、別館にある会議室で、杉野知恵先生による「観光の英語」の授業です。6つのグループにわかれ、国名を当てるクイズなどを織り交ぜた、各教員も参加しての楽しい授業となりました。
楽しく学んだ杉野先生の「観光の英語」研修
授業のあとは、都内観光資源を海から見るという、この研修のメインイベント、貸切船での東京湾クルーズです。晴海の朝潮運河から船に乗り、レインボーブリッジやお台場を巡りました。当日は天候にも恵まれ、また今年は桜の開花が遅かったこともあり、ところどころのほとりに咲く桜を楽しむこともできました。
海から見る東京湾岸は新たな視点を与えてくれます
毎年開催している本宿泊研修ですが、今年度は天候に恵まれて、春爛漫の暖かい日差しのもと、最高の時間を過ごすことができました。学生からの研修後アンケートの回答も「満足」「大いに満足」と回答した学生が約9割と満足満開のようです。ご協力くださったANAエアポートサービスの方々には心よりお礼を申し上げます。
最後に、学生からの感想をご紹介します。
- 空港の普段入れないところに入ってみてどのように仕事をしているのかわかりました。お客様への気配りなど、どのようにすれば満足してくださるかを考えることができました。「観光の英語」の授業で初めて話す学生もいて良い経験になりました。また、知らない国の名前を覚えることができました。
- 空港では、お客さんの立場だったら入ることができないオフィスや飛行機の発着場に入らせていただき、すごく貴重な体験でとても楽しかったです。出発する飛行機に手を振り、パイロットや乗客の方から手を振り返してもらいうれしかったです。昔から空港がとても好きだったので終始本当に楽しかったです。また、都内観光資源視察では船内から桜やスカイツリーやレインボーブリッジなどを見ることができて興奮しました。船の外にも出てたくさん写真を撮ったり綺麗な景色を眺めたりして本当に楽しかったです。
- 空港内をまわった際に、4人で日本の飛行状況を管理しており、同時に6つほどの画面を見ながら仕事をしていると聞き驚きました。天候やお客様の事情により不測の事態が起こりやすいが、いろいろな担当の方たちと「報連相」を大切にして働いているのだなと思いました。お子様連れの方や、身体の不自由な方のサポートも手厚く、不安なく利用できるなと思いました。普段私たちが関わるのは、添乗員さんやフロントの方たちですが、私たち利用者が安全に快適に過ごせるように努めており、見守ってくれているのだなと思いました。今回の研修で学生や先生とたくさん関わることができて楽しかったです。
- 授業などで聞いていた空港業務を実際に見て、航空業への興味が増しました。都内研修は授業やネットで学んだ情報で仕事の風景を想像するだけでなく、実際に職場を見ることで仕事の大変さや楽しさを知り、思わぬ職種に興味を持つ機会だということがわかりました。私もランプ業務の現場を見て、若い女性の方が大きな車を操作している姿がすてきで、将来の就職先として新たに視野に入れようと思いました。
- ※ 観光文化学部 観光文化学科(仮称・構想中)の前身である人間総合学群 観光文化学類の実績を紹介しています。