【観光文化学科(仮称・構想中)】国内インターンシップ2023年度春季 〜実務を通じた学生のキャリア形成支援活動〜計19名が参加しました
2024/04/12
2023年3月23日に報告された経団連(日本経済団体連合会)のインターンシップ調査関連によると、アンケートに回答した企業275社のうち インターンシップを実施した企業は82.4% 226社におよびます。従業員数が多くなるほど実施割合が高く、少しでも良い人材を求める社会の姿が見えてきます。
観光文化学類における2023年度春季インターンシップは、ようやくコロナ禍が収まり観光業界に復活の兆しが見える中、 学生のキャリア形成支援活動として受け入れ企業11社で実施されました。実習の3つのカテゴリーである「旅行業実務」、「ホテル業実務」、「ホスピタリティ業実務」において、2年生と3年生総数19名が参加しました。学生はさまざまな職業体験を行い、キャリア形成に向けてのアプローチとして貴重な学びの時間を過ごしました。※1
参考:インターンシップ受け入れ企業※2
「旅行業」では株式会社エイチ・アイ・エス(以下HIS)が5日間。「ホテル業」では帝国ホテルが1カ月間、ハウステンボスホテルが14日間、ホテルモリノ新百合丘が9日間、箱根金乃竹グループが14日間。
「ホスピタリティ業」では株式会社BP(旧社名:株式会社ブライダルプロデュース)とハウステンボステーマパークが10日間、株式会社CRAZY(クレイジー・ウェディング)、株式会社ブルズアイ コミュニケーションズ(広告)、日刊ゲンダイ(編集)がそれぞれ5日間。官公庁・自治体では稲城市観光協会が5日間の実習期間でした。これまで実習後に内定につながった企業もあり、今後もますます期待されています。
実習参加にあたっては、全員必ず事前に準備講座を受講します。講座では「自己分析と企業研究」や「履歴書の書き方」などを学び、さらに対面でのインターンシップに備えたマナー講座などでも心構えを整えたうえで、各インターンシップへ参加しました。
HIS
株式会社BP
ホテルモリノ新百合丘
ハウステンボス
株式会社CRAZY
株式会社ブルズアイ コミュニケーションズ
帝国ホテル
日刊ゲンダイ
金乃竹グループ
実習生の声
- HISで実習(2年生の声)
旅行業でのイメージが個人業務であるように感じていましたが、実際に参加してみると社員さん同士の仲が良く、さらに業務の点においても共に作っていくことが多いということに驚きを感じました。さらに、休憩時間中でも談笑や質問に答えてくれるなど、とても賑やかで暖かい雰囲気でした。全体を通して、初めてでうまくできるかわからない場面においても、学ぼうという姿勢が大切であり、失敗を恐れない姿勢が成長につながることを知りました。それらは、今後の人生において、仕事の面だけではなく役に立つことです。 - ハウステンボス(ホテル)で実習(2年生の声)
やりたい仕事の1つとして候補に入っているのならばインターンシップに行くべきだと思います。経験してみないと自分に合っているのか、どんな仕事なのかを知ることができません。特に、言葉遣いや礼儀も学ぶことができると思います。 - 帝国ホテルで実習(3年生の声)
実際に現場で働いてみて、お客様一人ひとりに合わせたさまざまな接客を学びました。お誕生日や記念日などで来店されるお客様が料理やサービスで感動されている場面を拝見し、自分もいつかお客様に喜んでいただけるような接客ができるようになりたいと思いました。そして、有名ブランドのホテルで働くことの誇りや責任、国際的なホテルであり海外からのお客様が多いため英語をはじめとした語学力の重要性を強く感じました。 - ホテルモリノ新百合丘で実習(3年生の声)
今回の実習では、おもてなしの重要性だけでなく、お客様の快適な時間を提供するスピードとストレスのないサービス提供が大切だと学びました。シティホテルでの裏方業務を経験することで、宿泊施設の運営におけるさまざまな役割の重要性を理解しました。初めのフロント対応は緊張しましたが、スタッフの方々のサポートを受けながら徐々に自信をつけ、笑顔でお客様に対応することができるようになりました。フロント対応をしているうちに、自然と成長している実感が湧いてきて、お客様が笑顔でホテルを後にする姿や、感謝の言葉をいただくことで、ホテル業界でのやりがいを感じました。 - 金乃竹グループ(ホテル)で実習(2年生の声)
社員の方々がとても優しく接してくれて、2週間、毎日楽しく仕事を体験することができました。基本的なおもてなしはもちろんですが、細かいことでも情報共有を怠らず一人ひとりのお客様に合わせて最適なおもてなしを提供しているのが印象的でした。 - 株式会社CRAZY(ブライダル)で実習(2年生の声)
とても充実したインターンになったと感じています。結婚式の挙式の流れやチェックインなど、自分が知らなかったことが多くあり、一般的なマナーなどを学ぶこともできました。計5回の挙式に参加させていただき、どの式も個性的な特徴があり、式場が同じでも全て違った良さがありました。毎回心に残る挙式で、さまざまな家族の形があり、伝え方がある、顧客の要望に最大限応える式でした。今回の経験は自分の視野や将来の幅を広げてくれました。 - 株式会社BP(ブライダル)で実習(2年生の声)
ウェディングプランナーに興味があり始めたインターンでしたが、実習を通してサービス業について深く学ぶことができ、貴重な経験となりました。将来就きたい仕事がまだ定まっていない人こそ、インターンに参加する価値は大いにあると思います。 初めから志望するところを1つに絞るのも良いことだと思いますが、関連した仕事や多くの体験を通して、さまざまな視点で将来について見つめていくインターンにするのもありだと個人的に感じました。 - 株式会社ブルズアイ コミュニケーションズ(広告)で実習(3年生の声)
広告業界の知識から広告代理店の幅広い業務内容まで深く学ぶことができました。実習をする前までは私の広告業のイメージは広告を作成するお仕事というイメージしかなかったですが、実習を経験し広告業や広告代理店のお仕事はただ広告を作成するだけでなくイベントの企画や運営など幅広く多岐に渡った業務を行っているのだと学びました。 - ハウステンボス(テーマパーク)で実習(2年生の声)
今までなんとなく接客がしたいと思っていた理由を明確にできました。インターンシップ参加にあたり、どのような人材を目指したいか目標を掲げながら仕事を行うことを大切にしていました。目標を掲げることで、新たな発見や仕事のやりがい、そして自分を見つめ直すことにもつながります。初めは緊張すると思いますが、失敗を恐れずに自ら行動や感情表情など、ありのままの自分で仕事を行うことでモチベーションの維持や、仕事に誇りを持つことができます。就職活動の方向が見え、とても充実した成果を実感しています。 - 稲城市観光協会で実習(2年生の声)
稲城市にある学校に2年間通っていても、駅と学校の行き来のみで稲城市についてよく知らなかったが、この機会に稲城市の観光や歴史などを知るきっかけになりました。例えば、ガンダムやスコープドッグなどのモニュメントやマンホール、サイクリングは今回のインターンシップで初めて知りました。また、ペアテラスでの実習を通してさらに稲城市の観光を盛り上げるための施策などを考えました。稲城市に住んでいる人にとっても訪れる人にとってもよい観光というものを考えました。
観光文化学類 渡邉 光章
- ※1 観光文化学部 観光文化学科(仮称・構想中)の前身である人間総合学群 観光文化学類のカリキュラムを紹介しています。
- ※2 企業名は略称含む