「コマジョリノベ」始まる 駒沢女子大学と(株)東都が「産学連携協力に関する覚書」の調印式を行いました。

10月8日に、駒沢女子大学と株式会社東都が「産学連携協力に関する覚書」の調印式を行いました。
これは、本学人文学部空間造形学科の授業「インテリアデザイン研究・実習Ⅱ」の中で、「コマジョリノベ—駒女生の暮らす部屋—」と題し、学生が同社の管理運営する賃貸住宅物件のリノベーション案を企画・計画し、同社が、自社の管理物件の設計、施工管理を行い、入居者を募集するというものです。

調印式には、同社より代表取締役社長 黒﨑 修様はじめ、8名の幹部の方が出席され、本学より学長、人文学部長、学務部長、学生部長、空間造形学科主任及び授業担当の佐藤准教授ら10名が出席しました。式ののち、同社の皆様は、当該授業を見学され、学生たちに積極的に声をかけられていました。これは、学生たちのモチベーション向上につながる良い機会となりました。

産学連携協力の経緯・目的

株式会社東都は、本学近郊の公共交通機関である小田急線、京王線、JR南武線などの首都圏城西地区に特化して17店舗を展開し、多様なニーズに対応する豊富な賃貸住宅物件を管理する企業です。平成24年1月より、本学学生、保護者への賃貸住宅の紹介、仲介業務に関して本学と業務提携し、住居サポートの向上を図ってきました。今回の連携協力は、同社より、お部屋を提供いただき、学生がデザインし、同社に施工していただくというご提案をいただいたことによります。産業と大学教育の分野において連携協力し、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目指します。
建築とインテリアデザインを中心に、これからの社会が求める「くらしの環境」をトータルに考えデザインできる人材を育成する空間造形学科(平成26年度より「住空間デザイン学科」に名称変更)にとっては以下のことが期待されます。

通常の授業では難しい、学生の計画した空間作品が実際に施工され、使用されるというプロセスを経た学びにより、建築・インテリアデザインを始めとする、これからの社会が求める実践力を身につけること。また物件の現状把握や作品プレゼンテーション、施工に向けてのデザイン監修等における意思疎通やコミュニケーションを通して、社会人にふさわしい豊かな人間力を養えることです。

同社は、今後学生たちの企画・計画した内容について、「駒女生がデザインしたお部屋」として、PRしてくださるそうです。

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