心理学科のオープンキャンパス先取り情報! ~体験授業の予告編 その⑦~
2016/08/05
皆さん、こんにちは!第7回のオープンキャンパスが目前に迫ってます。開催日の8月6日(土)は、早くも立秋の1日前…(今年の立秋は8月7日)。そうです、“残暑”な季節なのです。ですがっ!夏休みはまだまだ「これからが本番だ」ってことで、心理学科はエネルギー全開、今回の体験授業は、午前と午後で別テーマの2本立てです!【午前の部】は「からだと向き合うカウンセリング」の体験演習、【午後の部】は「〈支える-支えられる〉関係について考える」がテーマになっていますよ。う~ん、どっちに行こうか悩んじゃいますね。ご担当の蘭 香代子先生と藤城有美子先生からそれぞれ“予告編”が届きましたので、さっそく紹介いたします。ぜひ会場までお越しくださいね!
【午前の部】「からだ」と向き合うカウンセリングの体験演習
心理学科 蘭 香代子
あなたは気づいていますか?
からだが訴えている辛さに気づいていますか?
「からだなんて自分の思い通りになるもの、精神が弱いから問題なのよ」なんて、思ったりして見過ごしていませんか。微妙なサインを無視していませんか。
「からだは心よりも正直なのです」「からだ以上に正直なものはないのです」
あなたの心は、しなければならないことや、したいことに夢中になったり、見たくないものに蓋をして我慢したり、逃げたりしてあたかも何事もなかったかのように、生きていこうとします。しかしからだは、しっかりとストレスを積もらせていきます。
そんなからだの声なき声を聞きながら、ゲシュタルトワークのカウンセリングを体験してみましょう。
「ゲシュタルト」とは良い形態を意味し、「図」と「地」を反転させながら、心を統合していく技法です。つまり「からだ」と「心」を交代しながら対話させ、こころとからだを統合させて、一体化していく技法です。ドイツから発した世界的な技法です。
そこで今回の体験授業では、「からだ」に向き合い、気づき、対話していくカウンセリングを紹介します。お相手は心理臨床歴42年の蘭 香代子です。
どうぞ、お楽しみに、お出かけください。心よりお待ちしております。
【午後の部】「支える―支えられる」 関係について考える
心理学科 藤城 有美子
私たちは日々の生活の中で、人を支えたり、人に支えられたりして生きています。この体験授業では、2つの簡単なワークを通して、人を支える体験、支えられる体験とはどのようなものかについて、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
最初に体験してみるのは、2人1組で行うワークです。支える側のかたには、どうすれば相手をうまく支えられるか、そのとき相手はどう感じているか、自分は相手をどこまで支えられるかについて、考えてみていただきます。また、支えられる側のかたにも、その場で考えてみていただきたいことがあります。どうすれば相手にうまく支えてもらえるか、相手をどこまで信頼するか、という問題です。次に体験していただくのも、2人1組のワークです。このワークでは、人を援助する際の配慮や思いやりと、過保護・過干渉との違いについて、考えてみていただきたいと思います。
それぞれのワークで何をするかは、当日のお楽しみ。これらのワークを通して、心理臨床における望ましい「援助関係」のあり方について、垣間見ていただければ幸いです。