スペイン語でのプレゼンテーション
2018/02/02
国際文化学科では選択必修の第二外国語を2年間履修した後、希望者は「第二外国語特論」を履修することができます。「スペイン語特論II」では、スペイン語学習の締めくくりとして、8名の履修者が2グループに分かれて、日本のことをスペイン語で紹介するプレゼンテーションに取り組みました。
テーマを決める際に参考にしたのは日本の文化と世界遺産を英語で紹介している2冊の本です。その中から、第一グループは日本の世界遺産、第二グループは日本の習慣をテーマに選びました。さらに1人一つずつテーマを決め、英語からスペイン語に訳したり、インターネットのスペイン語サイトを参考にしたりして発表原稿を作りました。準備には3回の授業をあて、1月17日の最終授業でいよいよプレゼンテーションに挑戦しました。
「世界遺産グループ」が取り上げたのは、「知床」、「富士山」、「清水寺」、「広島原爆ドーム」です。パワーポイントには写真と共にスペイン語の文章も組み込まれ、それぞれの世界遺産の特徴が紹介されました。
「日本の習慣」グループが取り上げたテーマは、「お正月」、「七五三と着物」、「結婚式」、「箸」です。パワーポイントには写真だけではなく、数多くのイラストも使われました。
1人3~4分スペイン語だけで発表するというのは初めての経験で、発音や文法に苦労しましたが、3年間スペイン語を学んできた成果を形にする良い機会となりました。以下は学生たちの感想の抜粋です。
- 私は日本の世界遺産グループで清水寺について紹介し、今まで知らなかった地主神社や音羽の滝についても知ることができました。また他の人たちの発表を聞いて、日本のことでも知らないことがたくさんあることを再確認しました。スペイン語での発表は発音と文法の2点が難しいと感じましたが、日本の文化を通じてスペイン語を学べたのは良い経験でした。
- 英語からスペイン語に訳して文を作る方が、日本語からスペイン語にするよりやりやすいと感じました。スペイン語のサイトを参考にしながら内容を考えましたが、多くの文を訳すことができて、勉強になりました。また、改めて日本の文化を調べられて、とても楽しかったです。
- 一から文を作るのは大変だったが、英文を参考にしながら伝わりやすくなるよう自分なりに工夫をしながら、なんとか作ることができてよかった。ただ、発表の際に発音が全然できていないと原稿を読みながら感じたので、スペイン語を口に出して読む練習をもっとしていこうと思った。
- どの作業も大変ではあったが、いちばん大変だったのは言いたいことが思うように言えないことだった。単語が分からないことはもちろん、もっと言いたいことがあったのにスペイン語で表すことが難しく、プレゼンに組み込めなかったことが残念だった。もっと多くの表現を身につけて実際に使えるようにしたい。
大学でのスペイン語の授業はこれで終りですが、この経験を活かして、これからは自分で工夫して、スペイン語の勉強を続けていってください。 ¡Mucho ánimo!