駒沢女子大学入門で、稲城の歴史探訪をしました。

多摩丘陵の中でも特に駒沢女子大学のある稲城一帯は、関東平野を望む中央部にあたり、原始から現代に至るまでの時代を代表するような遺跡、文化財が多数あります。本学のキャンパスにも縄文時代の遺跡が発見され、駒沢学園校地内遺跡と命名されています。また、歴史や文化にゆかりのある史跡や寺社仏閣もあります。今回駒沢女子大学入門では、稲城について新たな発見をすることを目的に課外活動を行いました。7月6日に履修者全員で近隣を散策しながら地元坂浜にある高勝寺とよみうりランド駅近くにある穴澤天神社を巡見し、歴史探訪をしました。

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梅雨の明けた7月6日、正門前に集合し徒歩にて高勝寺に向かいました。

高勝寺は、今から645年ほど前に建立された京都の仁和寺ゆかりのお寺で、皇室から菊の御紋章の使用が許された、近隣に20数ヶ寺の末寺を擁していた真言宗の古刹です。現在も東京都の重要文化財に指定されている鶏鳴観世御菩薩や天然記念物のカヤの大木が有名です。また、日本ではめずらしい釈迦涅槃像があり、病気が治るよう直接手で触ることができます。この度は盂蘭盆会前の忙しい中、本堂にて高勝寺の由来をお話しいただきました。また皆で釈迦涅槃像の左手を触らせていただきました。

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高勝寺から稲城駅までは、農村の雰囲気が残っている棚田や田んぼを見ながら三沢川沿いの遊歩道を歩きました。稲城駅からは電車でよみうりランド駅に移動し、穴澤天神社に向かいました。

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穴澤天神社は、今から2400年前に創建され、菅原道真公も合祀されている縁結び、学問の神として崇敬されています。また芸能が有名で、江戸の里神楽山本頼信社中は国指定重要無形民俗文化財に、獅子舞は稲城市指定無形民俗文化財に指定されています。拝殿でお祓いをしていただいた後、祭儀や行事で使われる神輿や賽物などを見学致しました。その後、参集所にて穴澤天神社の由来や神楽をお話しいただき、和やかな雰囲気の中、課外活動を締めくくりました。

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今回の歴史探訪では、個人の参詣では決して見ることのできない、立ち入ることのできないところまで、見学することができました。また貴重なお話もたくさんいただくことができました。

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