国際交流ボランティア
2020/02/04
11月25日(月)、稲城市立稲城第三小学校5年生の授業に、本学の留学生5名が参加してきました。
この活動は、学校支援コンシェルジュ・渡邉様の仲立ちのもと実現したもので、5年生の授業「総合的な学習の時間」の中で、「世界を知ろう」という内容の授業に協力させていただきました。
この単元の目標は「外国について調べたり、外国の方と実際に交流したりすることにより外国の文化に触れ、お互いの違いや共通点を認めることができる」というものでした。
授業のはじめには児童たちが人間アーチを作って迎え入れてくれました。児童たちは6グループに分かれ、そこに1人(または2人)の留学生が入り約10分ずつ、3つのグループを回る形で母国の文化やことば、日本と違うところなどを説明し、児童たちからの質問に答えたり、逆に日本の手遊びなどを教えてもらったりして相互の理解を深めました。はじめはお互いに緊張しているようにも見えましたが、ほどなく打ち解け、終始笑顔の交流となりました。中には答えに困ってしまう場面もあり、自分の母国のことをもっと調べておくべきだったと反省している留学生もいましたが、とても良い経験になったと思います。
また、5年生の2クラスの授業が終わったあとは、校長先生のお計らいで、1年生の教室にもおじゃまさせていただきました。ここでは短い時間でしたが、母国のあいさつを披露する機会をいただき、元気に複唱してくれていました。
このような活動は初めてのことでしたので情報が限られていましたが、留学生たちは事前にいろいろと資料を準備して参加してくれました。今回の活動でわかりやすく伝える難しさや、楽しさも体験でき、日本のことも、母国のこともより理解を深めるよい機会になったことと思います。
こうした活動が今後も続けられれば、地域とのつながりもより深まり、また、お互いに良い学びの場となるでしょう。
稲城第三小学校の児童の皆さん、先生方、そして学校支援コンシェルジュの渡邉様、本当にありがとうございました。
(大学短大事務部 矢尻)
駒沢女子大学の留学生のほか2名が加わり、7名で協力しました。
1年生のクラスで母国のあいさつを教えてあげました。
5年生のみんなからお礼のお手紙が届きました。
参加した留学生の感想
- はじめに、稲城第三小学校国際交流ボランティアとして参加できるきっかけをいただきありがとうございました。私は日本に来て3年ほどたちますが、ボランティアすることと小学校の中に入ることも初めてでした。日本の子どもたちからモンゴルについていろいろな質問をもらいましたが、自分でもモンゴルについて知らないことがあり子どもたちの質問にうまく答えられませんでした。自分の母国についてもっと勉強するべきだと思わせてくれるとても良い機会でした。
日本の子どもたちはマナーが良くて、質問するにもみんなちゃんと順番に聞いていました。それを見て驚きました。日本人のマナーが良いのは子どもの頃から教育としつけを受けていたからだと思いました。また機会がありましたら稲城第三小学校国際交流ボランティアとして行こうと思っています。 - 今回は、稲城市立稲城第三小学校でのボランティア活動に参加しました。
子どもたちは本当に可愛くて、みんなの笑顔にいつも癒やされています。外国について調べたり、留学生と実際に交流したりすることにより、外国の文化に触れて、お互いの違いや共通点を認めることができました。
私がベトナムの言葉や文化などについて話をして、子どもたちの質問などに答えました。初めはもちろん不安もありましたが、先生方が丁寧にやり方を教えてくださるので、安心して始められました。また、子どもたちの笑顔を見られることが何より嬉しくて、やりがいを感じられました。子どもたちが可愛くて、一緒にいるのが楽しいと思いました。
私は将来、日本語の先生になりたいです。そのため、実際の教育現場でさまざまなことを学びたいと思ったからです。実際に行ってみるとたくさんの子どもたちが話しかけてくれました。稲城市立稲城第三小学校でのボランティア活動に参加することで、日本語教師になりたいという気持ちが強くなりました。
以上のように、今回の活動は、稲城市立稲城第三小学校でのボランティア活動に参加しての感想です。もう稲城第三小学校の国際交流ボランティアは終わってしまったが、子どもたちの可愛い笑顔は今でも私の起動力となっています。本当に国際交流ボランティアに参加できて良かったと心から思っています。 - 私の一番の感想は、子どもたちに中国についていろんな問題を聞かれて、自分の国なのに、まだたくさんわからない物があったことです。やはり海外に行く前に、その国のことを勉強すると同時に、自国についての文化や伝統などもきちんと理解しなければなりません。
子どもたちはとても海外に興味を持っていて、私たちのために歓迎の手の橋とゲームなどを作って、本当に楽しかったです。どう回答すればいいかわからない質問もたくさんありましたが、また機会があったら行きたいと思います。