稲城市特定外来生物駆除活動ボランティアの報告

駒沢女子大学では、地域貢献及びボランティア活動として、毎年夏休みにボランティア系のクラブであるアクティ部と稲城市市民部環境課との共催で市内の小学生と一緒に特定外来生物であるアメリカザリガニの駆除活動を行っております。5回目となる今年も、アクティ部14名、一般学生5名、稲城市の小学生17名とその保護者のみなさん、その他関係者合わせて50名以上で楽しく活動しました。

今年の夏は梅雨明けしたあと連日猛暑が続き、当日も34度以上の予報で屋外での活動が危ぶまれましたが、最初に稲城市の環境や外来種の問題について学んだ後、活動時間を短縮してみんな元気に駆除を行いました。
その後、生き物のいのちの大切さを学んでもらうために駆除したザリガニを単に処分するのではなく、その命を繋ぐために調理して食べる体験もしました。
(※今回捕ったアメリカザリガニは、泥を吐かせないと食べられないため、やはり同じ特定外来種であり食用として養殖されているウチダザリガニを取り寄せて調理しました。)

  • 最初に外来種について事前学習を行いました。
    最初に外来種について事前学習を行いました。
  • みんな元気にザリガニ釣りに出発!
    みんな元気にザリガニ釣りに出発!
  • ザリガニ釣りの真っ最中
    ザリガニ釣りの真っ最中
  • 餌に食いつくアメリカザリガニ
    餌に食いつくアメリカザリガニ

毎年の活動の成果で確実にザリガニの数は減っていますが、この上谷戸親水公園は、地元の子供たちの格好の水遊びの場であり、ザリガニ取りも子供たちの貴重な自然に触れあう遊びのひとつでもあるため、駆除して数が少なくなることは、環境保護の点では良いのですが、子供たちにとっては自然の中での遊びのチャンスが減ることでもあり、なかなか難しい問題ではありますが今後も稲城市が本来の自然のかたちに戻るように活動を継続していく予定です。

実施概要

目的 稲城市内の特定外来生物アメリカザリガニの駆除活動
活動場所 稲城市上谷戸親水公園
日時 2019年8月10日(土)10:00〜14:00
参加者 駒沢女子大学アクティ部と一般学生19名、稲城市内の小学生17名とその保護者、
稲城市市民部環境課、その他関係者、約60名
共催 稲城市市民部環境課環境政策係、駒沢女子大学アクティ部
協力 国際ソロプチミスト稲城
活動内容 09:15 上谷戸体験学習館に集合、準備
10:00 開会の挨拶
10:10 稲城市の自然と外来種についての事前学習講座
10:45 駆除活動開始
11:30 駆除活動終了
12:00 ザリガニ試食、昼食
13:00 意見交換、片付け、集合写真撮影
13:30 反省会
14:00 解散

文責:ボランティア委員会・榎本文夫

  • 調理班は、楽しくザリガニの殻剥き作業
    調理班は、楽しくザリガニの殻剥き作業
  • ザリチリを作りました。
    ザリチリを作りました。
  • 今回の駆除の成果
    今回の駆除の成果
  • ザリガニみそ汁は、大人気!
    ザリガニみそ汁は、大人気!
  • 参加者全員で記念撮影!
    参加者全員で記念撮影!
  • 最後の反省会
    最後の反省会

参加学生の感想

住空間デザイン学科3年 土屋佳那子

心理学類2年 太田里歩

住空間デザイン学類1年 江島莉花子

人間総合学群1年 五十嵐未来

人間総合学群1年 前田珠希

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