稲城市の特定外来植物駆除活動をしました。
2019/05/31
アクティ部では稲城市環境課との共催で、5月11日(土)に第二回目のオオキンケイギクの駆除ボランティアを行いました。
今年度は、アクティ部、一般学生、一般市民合わせて総勢35名で活動しました。今回も昨年とほぼ同時期に同じ市内の大繁殖地である堅谷戸緑地で駆除を行いましたが、今年は天候不順の影響か、あるいは昨年の駆除活動の成果なのか、去年ほど多く開花はしていませんでした。
オオキンケイギクはアメリカ原産で大きな黄色い花を咲かせ、遠目にはとてもきれいなお花畑に見えるのですが、非常に繁殖力が強く環境省の特定外来生物に指定されており、法律で栽培や移動が禁止され、違反すると個人では懲役3年または罰金300万円以下、また企業では1億円以下の罰金が科せられます。
当日は、朝9時に城山公園体験学習館に集合し、まず外来生物と生物多様性の事前学習を行い予備知識を得てから上谷戸緑地に移動し駆除活動を開始しました。この植物は多年生のため根っこからしっかり抜かないとそこから新たな芽が育ってくるため、それこそ根こそぎの駆除と繰り返しの駆除が必要です。今年も天気に恵まれみんなで大汗を搔きながら1時間ほど作業を行いました。
その後、体験学習館に戻り昼食をとってから駆除した花を生かすために草木染めを行いました。昨年はエコバックを染めましたが、今回はアクティ部からの提案で手ぬぐいを染めてみました。今年は花が少なかったため淡いオレンジ色に染まりました。
アクティ部では、大学のある稲城市内で外来生物であるアメリカザリガニの駆除や、地域の美化活動などさまざなボランティアを積極的に行っております。ボランティアや地域貢献活動に興味にある高校生のみなさん、ぜひ一緒に活動しましょう!
文責・アクティ部部長 榎本文夫
参加学生の感想
住空間デザイン学科3年 大竹あすみ
- パワーポイントを使った発表を通して、ただ外来種を駆除することだけでなく生物多様性についても新たな発見が得られたのでとても勉強になりました。草木染めをすることで更に達成感があり、ボランティア活動とワークショップのようなイベントをセットにすることで、よりボランティアが身近になるのだと改めて感じました。
住空間デザイン学科3年 吉野明日香
- 私は去年に引き続き2回目の参加だと言うこともあり、駆除のやり方など思い出しながら参加しました。去年はなかったパワーポイントでのクイズ形式の発表は楽しく参加でき、あらたな知識も得ることができたのでよかったです。また、地域の方と更に親交を深められて良かったです。
心理学類2年 佐藤藍美
- 暑い中での作業でしたが、怪我や体調不良もなくみんなで協力して出来たのでよかったです。また、パワーポイントで生物多様性や他の外来種についても学べてよかったと思います。今年は花が少なく去年より染物も薄く仕上がりましたが、それもそれで良い味が出ていて良かったです。
反省点は、一般参加者などとの交流があまり出来なかったので、来年はもっと交流できるようにしたいと思いました。
人間文化学類1年 横山桃花
- 見た目では外来種とわからないものでも、日本に生息する外来種はたくさんいました。1年で多くの生物が減っていってることを知りました。今回駆除する場所だけでも多くの外来種がいたのに、それはごく一部でしかないです。草木染めは、てきとうに割り箸やビー玉をくっつけましたが、それでも綺麗な黄色に染まったので良かったです。外来種について勉強しながら、楽しめました。
健康栄養学科1年 河野夕姫
- 草木染めした時の花びらが少なかったのは、きっと去年も同じ活動を先輩方がやってくださったからで、ちゃんと減るのだなぁと実感しました。しかし、きっと生えている場所はこの場所に限らず沢山あるので、この活動を続けていくべきだと思いました。ぜひ次回も参加したいです。ありがとうございました!!