駒女生27名が今年度も陸前高田市でボランティア活動
2014/12/05
11月21日(金)から23日(日)、陸前高田市でボランティア活動を実施しました。
今年度は27名の学生が参加し、昨年度に訪問した二か所に加え、あらたに二か所の陸前高田市内の保育施設を訪問しました。
(昨年度のボランティア活動に関する報告はこちら)
今回はじめて訪問した二施設(小友保育所・竹駒保育園)では、空間造形学科3年生が制作したプランターボックス計15台を寄贈し、パンジーとチューリップの花を植え、昨年度にプランターボックスを寄贈した二施設(保育協会法人広田保育園・地域子育て支援センターあゆっこ)でも花の植え替えを行いました。そのほか、学生たちは施設内の清掃活動などを精力的に行いました。
また、小友保育所では児童文化部の学生がパネルシアターを上演するなど、それぞれの施設で子どもたちとふれあう時間を過ごすこともできました。
施設の先生方は、ご多忙中にもかかわらず快く訪問を受け入れてくださり、震災時の様子や陸前高田市の現状などについてもお話しくださいました。学生は、被災地のために自分たちができること、また災害が発生した際にとるべき行動などについて、考えを深めたようです。
このたびのボランティア活動でお世話になったみなさまに、心より感謝いたします。
学生の感想
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日本文化学科2年
震災当時と現在の状況を知ることができ、貴重な体験ができました。実際に訪れたことで津波の恐ろしさを感じました。震災から3年経っていますが、まだまだ手厚い支援が必要であり今後は少しでも自分ができることをしたいと思いました。また他学科の学生や先生方とお話ができたのもボランティアならではと思いました。今回ボランティアに参加できて本当に良かったです。
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空間造形学科3年
震災から何か、自分も出来ることがないか、今まで何度か考えていました。しかし、なかなか実行出来ませんでした。そんなことを思っている中、授業で、陸前高田の幼稚園にプランターを届けるというお話を聞き、すぐに参加を申し出ました。実際に子供達に自分の手で渡すことができ、とても嬉しく思います。テレビで見る、岩手の現状と実際に見に行くのでは、全く違って、いろいろなことを思いました。実際に現地に行くことができ、とても嬉しく思います。
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保育科1年
他学科の方たちと協力をして、子どもたちが笑顔になれる活動ができて本当に良かったなと心から思いました。途中、バスから降りて見る風景は津波がきたとは想像するのが難しく、自分だったらどのようにしていただろうと考えさせられました。私は東日本大震災が起きてから初めて東北に行きました。月日が経ってしまったけれど、このようなきっかけがあり目で見て、感じ、ボランティアができたことは良い学びとなりました。1度だけでなく、継続することが大切なことだと思うので、来年はより多くの人達と東北に足を運ぶことができたらいいなと思いました。
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保育科2年
今回、ボランティアに参加させていただき、東日本大震災の被災地、陸前高田市に行き、沢山のことを身を持って経験することができました。メディアで取り上げられることも少なくなり、被災地の現状というものが、知られる機会も少なくなりました。現地の復興状況を目の当たりにし、風化させずにこの状況を伝えていく必要があると強く感じました。また、自分が保育者となったとき、首都直下型の地震がきたとき、安全に子どもたちを避難させるには、どうすべきか改めて考えることができました。この経験を踏まえ、自分にできることを精一杯やっていきたいと強く感じました。ありがとうございました。