りんどう祭報告

今年度のりんどう祭で、りんどう会が主催した行事について、ご報告いたします。

りんどう祭初日の10月12日(土)には、昨年と同様に、八十周年館2階にある教室において写経体験を催しました。通常は講義に使用される教室に、今年の報恩演能で伺った際に撮影した永平寺の写真を飾り、寺の鐘の音の流れる以外、音のない落ち着いた雰囲気の中で、写経をしていただきました。この日、皆さまからお預かりした写経は、11月末に永平寺にお納めいたします。

翌10月13日(日)13時より、「愉快な禅僧と怒りのジャーナリストが禅の教えを縦横に語り合う」と題し、対談を開催いたしました。藤田一照老師と足立真理先生にご登壇いただきました。

藤田老師はアメリカの曹洞宗国際センター所長を務め、Facebook等米国大手企業で坐禅を指導され、現在は、葉山で実験的な坐禅会を開催するなど、仏教と坐禅について多角的に探求されていらっしゃいます。

  • 藤田老師
    藤田老師

足立先生は、本学で非常勤講師として「グローバリズム論」等を担当、また、日本経済新聞記者、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」などの報道キャスター、NY特派員などを経て、現在フリージャーナリストとして活躍されています。

  • 足立先生
    足立先生

対談は、駒沢女子大学の教職員バンド”The Glasses”による「Let It Be」 と「明日にかける橋」の演奏から始まり、それを受けて、2曲の歌詞に見える仏教の教えや坐禅とマインドフルネスの関係など、充実したお話を伺えました。こちらも、学外の方も含め、70名を超える方にご参加いただきました。ご観覧いただいた皆さまにアンケートをお願いいたしました。

お寄せいただいた感想の一部をご紹介します。

  • 悩みに対して、まず止まってみること……すぐ反応してしまっていたので……
  • 発想の転換、示唆的なお話で楽しかったです。
  • 「仏教の諸事が1つの探求である」という言葉が印象的でした。
  • 自身が愛や慈しみ、いたわり、思いやりを受け入れる器を育てることが重要……大変感動しました。
  • すわってやっていたワークショップがとても参考になりました。
  • 禅のお話を分かりやすくご解説いただき、マインドフルネスやコンパッションなど、心理学用語としてなじみがあったことを根本に立ち返って理解することができました。

また、対談自体の満足度をたずねたところ、無回答の方を除き、満足、やや満足と回答された方が94%を超えていました。

もっと対談を聞いていたかったというお声も複数いただきました。りんどう会として再始動し、初めて企画した講演会(対談)でしたが、ご観覧いただいた方にご満足いただけたことを励みに、今後も同窓生の皆さまが集える機会を考えてまいります。

駒沢学園は2027年に100周年を迎えます。同窓生の皆さま方にはいっそうのご協力をいただきたく、お願い申し上げます。
駒沢学園に関する写真・資料をお持ちの方はぜひご提供ください。お預かりした写真や資料は、100周年誌の制作に使用させていただきます。当時の思い出などと共にぜひご協力をお願いいたします。

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