ベンチお披露目の会が行われました。
2016/11/30
平成28年11月13日(日)に上谷戸親水公園において、ご関係の地域の皆様と本学学生、教職員が参加して、「ベンチお披露目の会」が開催されました。上谷戸親水公園内には本年度制作された3台のベンチのうち2台が設置され、制作にあたった住空間デザイン学科3年の尾島美穂さんと若林果歩さんが参加しました。本学人文学部住空間デザイン学科の榎本文夫教授より、平成24年から続く正課授業内で行われている「つどうかたち」というテーマでのベンチ制作であること、市内のバス停や公園に寄贈させていただいていることの紹介があり、学生達の制作における苦労話などに続いて、ベンチに取り付けるプレートの贈呈が行われました。会には、稲城市より稲城市企画部企画政策課課長 柴田光洋様、設置場所である上谷戸親水公園を管理する坂浜自治体と水車の会を代表して水車の会会長 榎本一朗様、稲城中央公園を管理されている公益財団法人いなぎグリーンウェルネス財団公園管理係長 麻生宗伸様、国際ソロプチミスト稲城のみなさまにご参加いただきました。最後に本学のボランティア委員長である人文学部国際文化学科の臼井実稲子教授より、みなさまへの感謝の言葉が述べられ閉会しました。
当日は、上谷戸親水公園(上谷戸緑地体験学習館)の収穫祭とあって、たいへんな賑わいでした。設置されたベンチには、お年寄りや子供たち、ご家族連れ等が入れ代わり立ち代わり腰かけており、学生達はさぞやうれしかったのではないでしょうか。
本授業が今後も継続され、市内各所に設置されることで、学生達の作品が地域の皆様のお役に立てることを期待したいと思います。
今回の授業で制作されたもう一台のベンチ(澤田朱里さんの作品)は、稲城市立中央公園に寄贈されています。
学生の感想
住空間デザイン学科3年 尾島美穂さん
- 今回のベンチ作成は私にとってとても実りのあるものでした。今まで学科の授業でコンセプトを考え作品を制作する機会は多くありましたが実際に作成したものを老若男女多くの方に使って貰える機会はなかなかないと感じます。貴重な体験でした。私自身が座りたくなるようなデザイン、寸法で制作し、できばえには自信がありましたが実際に公園に設置され、地域の方々に利用していただいているのを目にし、喜びと達成感が湧いてきました。これからも地域の方の集いの場であってほしいです。
住空間デザイン学科3年 若林果歩さん
- デザインから全て自分で考え、時間が限られた中で制作するのはとても大変でしたが、スキルアップすることができよかったです。また寄贈式では現地に設置されてるのを見て、自分が思い描いていたコンセプト通りに地域の方々が使って下さっていたのでとてもやり甲斐を感じられました。これからも大切に使って貰えればと思います。またこうして地域貢献することができ地域の方々と交流できたので貴重な体験となりました。ありがとうございました。
住空間デザイン学科3年 澤田朱里さん
- 私がデザインしたのは、夏は緑の中で映え、秋は紅葉の景色と合うオレンジのベンチです。知らない人同士が座りやすいように、違う方向を向いた形にしました。作り終えられるか不安でしたが、先生方のアドバイスのおかげで無事に納得のいくものを作り上げることが出来、達成感でいっぱいです。制作するだけでなく、こうして地域に貢献出来るとやり甲斐があります。稲城市の緑を感じながら、ベンチに腰を掛けて頂けたらと思います。