アクティ部主催 外来生物駆除ボランティア

今年も国際ソロプチミスト稲城と稲城市環境課のご協力を得て、アクティ部主催による外来生物(ザリガニ)駆除活動を行いました。
今回で2回目になるこの活動には、環境問題には環境教育が重要ということで、稲城市内の小学生にも参加してもらいました。

実施日時 平成28年8月7日(日)9時30分~14時00分
場所 上谷戸親水公園(稲城市若葉台1丁目2番地21)
参加者 駒沢女子大学・駒沢女子短期大学学生14名、稲城市内小学生と保護者等19名、教職員4名、国際ソロプチミスト稲城5名、稲城市職員2名、水車の会1名、その他関係者2名
内容
  1. 9:30 開会挨拶
  2. 9:35 稲城市の自然および外来種に関する講座
  3. 10:15 アメリカザリガニの駆除およびウチダザリガニの調理※
  4. 12:30 試食・意見交換・片付け
  5. 14:00 解散

※アメリカザリガニは泥抜き等の事前処理が必要であるため、試食には購入した食用のウチダザリガニを用いました。

駆除活動を行ったのは、貴重な自然環境が残された稲城市若葉台にある上谷戸親水公園。
ここはホタルも生息する稲城の原風景が残る自然豊かな場所です。
アメリカザリガニは環境省の外来生物法によって要注意外来生物に指定されており、ホタルの幼虫をはじめ在来種の魚や水草などを食べてしまうため、アクティ部の2年生が中心となり、国際ソロプチミスト稲城からのご支援、稲城市役所環境課の方や水車の会の方などのご協力を得て駆除活動を計画しました。

活動のはじめに稲城市環境課の方から、稲城市の自然や外来生物に関する講義をしていただき、一人ひとりが環境について、生き物について考えたうえで、実際に駆除活動を行いました。アメリカザリガニは昔、食用のウシガエルの餌として人間が持ち込んだものであるにもかかわらず、在来生物に悪さをするから駆除をする。本当にザリガニが悪いのかな?との問いかけにみんなも感じ取るものがあったようです。

駆除活動は学生が小学生の面倒を見ながらも、逆に小学生から教わることもあり、自然の中での活動は学生にとっても良い経験になりました。
この日、駆除したアメリカザリガニは約100匹。みんな頑張って捕獲してくれました。

また、この活動の目的は、駆除することだけではなく、もうひとつの目的として、生き物の命についても考えることにあります。この土地の昔からの環境を壊してしまうからと言って駆除してただ殺してしまうのではなく、その命を考えながら食べることも環境について考える良い機会になり、記憶に残る経験になったと思います。
試食用にはウチダザリガニと市販のエビを使い、昨年の反省点を活かして、手早く、美味しく調理することができました。
メニューはザリガニセット(ザリチリ、海老フライ、ザリガニみそ汁 + おにぎり)

試食の後は、参加した小学生からも感想を発表してもらいましたが、楽しく、美味しく、体験してくれたようでした。高学年と低学年では感じたことも吸収したことも異なると思いますが、今回学んだことがそれぞれの頭の片隅にでも残ってくれればこの活動の意義があったのだと思います。

外来生物駆除ボランティア参加学生の感想

保育科2年善組 丸山 幸慧

住空間デザイン学科1年 具志風花

国際文化学科4年 熊谷遥

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