高校卒業

3月4日(土)に駒沢学園女子高等学校の卒業式が行われました。
当日は私たちの門出をお祝いしているかのような青空が広がり、気持ちの良い風が吹いていました。
今年度の高3生は140名。全員が卒業証書を受け取ることができました。

私たちは、コロナの混乱の中で高校生活が始まり、高2までは満足に行事を行うことができなかったり、そもそも学校に来て授業を受けることがままならないことも数多く経験してきました。そんな中でも、少しでも私たちが楽しめるように限られた中で行事を企画し、普段の生活の延長線上で楽しめることを考え、全力で支えてくださった先生方がいました。そんな先生方がいてくださったからこそ、私たちも限られた中で思いっきり楽しむことができました。
そして高3になってからもコロナは変わらず流行っていましたが、だんだんと行事も元通りに近い状態で行われるようになりました。修学旅行の代わりに行われ、スプリングデーと合わせた2日間のディズニー卒業旅行。修学旅行が中止になり、不満や悔しい気持ちを抱えていた私たちは、この二日間で今までの気持ちをすべて爆発させ楽しみました。コロナ禍でほとんど行われたことのなかったこまじょならではの仏教行事。完全な状態ですべて行われたかは分かりませんが、花まつり、成道会、誕生記念日、涅槃会に参加し、貴重な経験をすることができました。体育祭は最後まで午前開催で、競技中は軍手必須でしたが、全力で取り組み、バルーンなどで全力で仲間を、チームを応援しました。最後の体育祭では保護者が見に来てくださり、保護者も交えた競技で盛り上がりました。最後のりんどう祭は家族以外にも友達や受験生の方など外からもお客さんがたくさん来てくださり、2日間縁日のお店や、高2の時では禁止されていたカフェ系のお店、部活の出し物を思う存分楽しみました。そして、高3にとっては大イベントの入試も同時進行で始まり、みんながそれぞれで頑張り、全員の進路が決定しました。3学期はクラス全員がそろう日は本当に少なかったですが、残ったクラスメイトは入試を受ける人を心の中で応援し、そしてチームを組んでYouTube甲子園に出す動画を作ったり、高1のときに行けなかった鎌倉に行きました。残り少なくなったクラスメイトと過ごす時間を思い思いに堪能することができました。そして迎えた卒業式。今年は3年ぶりに歌を歌うことができました。「学園燈継承」が行われたり、式の中で朝礼と終礼があったりと仏教校の特色を活かした卒業式でした。吹奏楽部が入場と退場の時に華やかな音色を響かせて門出を祝ってくれました。

規制が多かった3年間ですが、この広いのびのびとしたキャンパスでたくさんの思い出を作ることができました。女子校は「陰湿ないじめが多くありそう」とか「なんとなく怖そう」というイメージがついてると思います。この学年で思ってた人も多かったと思います。けれど3年間過ごして、「女子校楽しかった!」と胸を張っていうことができます。
もちろんたくさんのもめごとや、友達とくっついたり離れたり、ときにはくっついたり離れたりする友達との板挟みになってしまったりを繰り返して、たくさん辛い思いもしました。でもそれを乗り越えて一歩ずつ強くなったからこそ、この学校でよかった、そしてこの学年でよかったと胸を張って卒業できたのだと思います。

3年間辛いとき、苦しいときに寄り添ってくださったり、時には厳しく、楽しいことや嬉しいことがあったときには一緒になって楽しんで喜んでくださった先生方。そして3年間お弁当を作り続け、いつも一番傍で見守り、どんなときも支えてくれた家族のみんな。本当にありがとうございました。
こまじょで出会った140人の素敵な仲間たち。3年間嬉しいとき、楽しいとき、苦しくて辛いときを共に経験してきました。どんなときも傍にいてくれてありがとう。また笑顔で会おうね。
そして在校生のみんな。この1年間の高3生はどうでしたか?みんなのお手本だったり、憧れになれてたらとても嬉しいです。いつも慕ってくれてありがとう。これからのこまじょをよろしくお願いします。

私たちの大好きなこまじょがこれからも続いて、発展してきますように。
改めて卒業おめでとうございます。
3年間本当に、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。

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