建学の精神
正念・行学一如
道元禅師の教えを建学の精神に仰いでいます。「正念」とは坐禅を通し、自分を見つめ自己を確立することをいいます。生きることと学ぶことを一致させることが「行学一如」です。どんな学問も日常に活かされてこそ「学」といえ、修行は生活で実践されてこそ「行」といえるのです。学習にもいろいろな活動にも意欲的であり、人には優しく自分の目標に向かって苦しくても信念を貫く、そんな人格の育成をめざしています。
時代の変化に対応した新しい教育の実践
駒沢学園は90年以上にわたり、曹洞宗の教えに基づく建学の精神「正念・行学一如」を日々実践しながら、「人間力」を高める教育を大切にしてきました。現代のグローバルな男女共同参画社会では、女性のより一層の社会貢献が期待され、女性の生き方にも多様な選択肢を生み出しています。「生き抜く力」「未来を切り開く力」のさらなる育成のために、これまでの伝統を守り校風を大切にしながら、女子校にしかできない“新しい女子教育”を実践します。
教育目標
高い理想をめざして 今を全力で生きよう
「美・善・真・聖」調和のとれた人間教育をめざして
美は「美的生活」
平和な家庭を作ることのできる、明朗清楚な女性を養成するために、道元禅師の綿密な実行主義を体得させること。
善は「善的生活」
誠実勤勉な女性を養成するために、道徳の涵養につとめること。
真は「真的生活」
学問本来の目的はなんであるかを体得させ、広く果てしない真理の探求に努力すること。
聖は「聖的生活」
人類最高最上の目的である平和な理想の世界を作るため、人間生まれながらもっている仏性の発揮に精進すること。
美・善・真・聖は校歌に使われ、初代校長の山上曹源先生は、入学式のときに必ずこのことをお話になりました。現在でもこの精神は受け継がれ、クラス名としても使われています。
目指す生徒像
しなやかな心と芯の強さをもって、自分らしく輝く
- 時代に応じて生き抜く柔軟な心と強い精神力をもち、幸福を追求し、人生を自ら切り拓いていく聡明な女性
- 人としてあるべき尊厳をもち、心豊かな品性のある人間
Komajoが大切にしていること
- 仏教の教えを礎とした人を育てる心の教育
- 未来を切り開く真の新しい教育
- 女性の生き方を考える、時代に応じた女子教育
スクール・ポリシー
建学の精神、正念・行学一如を根幹とし、仏教を礎とした人間教育の実践
アドミッション・ポリシー
高校生活において、高い理想を目指し、今を全力で生きようとする意欲的な生徒を求める。
カリキュラム・ポリシー
- 確かな学力を身に着ける。社会人となった時、主体的に自信をもって生きていく。
- 学び探究型の授業を行う。学びを支えるリテラシーや批判的思考力、創造力を育成し、生徒自らが課題を発見し解決する意欲と能力を育む。
- 国際教育に積極的に取り組む。語学力を養う。さまざまな教育プログラムを提供し、多様性を学ぶ。
- 行事、クラブ活動、委員会活動に力を入れる。コミュニケーション力やリーダーシップ、レジリエンス(しなやかな強さ)を身に着ける。
グラデュエーション・ポリシー
- 確たる学力を有し、課題解決能力を身に着け、多様な大学に進学。
- 国際的視野をもって主体的に自らの進路と社会の未来を切り開く人材を輩出する。