涅槃会の式典を行いました。

2月15日はお釈迦様がお涅槃にお入りになられた日で、涅槃会を行いました。

涅槃とは、「吹き消された」ことを意味します。
このことから、お釈迦様が亡くなった日、とされていますが、肉体は朽ちても、本質は消えていない、ということを身をもって示されています。
駒沢学園の涅槃図は、当時世界最大の和紙に、京都の日本画家・藤野正観画伯が描かれました。
色合いの優しい絵で、悲しみだけではない、悲しみを超えた安らぎさえ、感じさせてくれます。
みなさんもこの涅槃会を契機に、死とは何か、よく生きるとは何か、一人ひとりが向き合うことができればよいと思います。
また、本学園では涅槃会の期間に合わせて、2月8日から2月15日まで、「針供養」を行っております。
日常生活に欠かすことのできない衣食住の「衣」を担っている針に感謝します。
大量生産・大量消費の時代だからこそ、古の祖先からの智慧を受け継ぎ、「感謝」の心を忘れないでいたいものです。

  • 中高生の代表が、献花・献香を行いました。
    中高生の代表が、献花・献香を行いました。
  • 「涅槃図」が死とは何か我々に語りかけます。
    「涅槃図」が死とは何か我々に語りかけます。

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