「困った時の神頼(かみだの)み」より「七福神(しちふくじん)めぐり」[数学科 野寺]

私は、毎年正月に七福神めぐりをしています。漁業・市場・福の神の恵比寿天(えびすてん)、農業・福の神の大黒天(だいこくてん)、武神の毘沙門天(びしやもんてん)、水・学芸・蓄財の神の弁財天(べんざいてん)、長寿の神の福禄寿(ふくろくじゆ)と寿老人(じゆろうじん)、福の神の布袋尊(ほていそん)の7柱(はしら)の神様をお参りすることで、家内安全・商売繁盛・護国護法・国土安泰・長寿延命・富貴繁栄・身体健全・当病平癒などたくさんの願いをお願いして回ります。いろいろな場所で七福神めぐりを企画しています。多摩地区だけでも武蔵野、青梅、八王子、日野、調布、武蔵五日市などたくさんの市で七福神めぐりができます。今年は、できませんでしたが、来年は、色紙を持って回りたいと思います。

七福神めぐりをして、疑問がでて、わかったことをQ&A形式でうんちくを語ります。

Q:弁天様(べんてんさま)は、弁才天、弁財天どっちが正しいの?

A:弁天様は、水の神様で、その水音の美しさから、言語・音楽の神様として、才能の神様として、日本で弁才天として広まりました。江戸時代に、「才」がザイで「財」 につながることから、財産の神様としての信仰が始まり、弁財天となりました。

Q:七福神に日本の神様はいるの?

A:恵比寿さまは、古事記や日本書紀に登場する唯一の日本の神様です。伊邪那岐神(いざなぎのみこと)と伊邪那美神(いざなみのみこと)の間に生まれたはじめの子供(天照大神(あまてらすおおみかみ)のお兄さん?)の説、 大国主神(おおくにぬしのみこと)の子供の説などあり、その後夷三郎(えびすさぶろう)という名で信仰が広まり恵比寿天と変わってきました。ちなみに、大黒天、毘沙門天、弁財天はインドの神様、福禄寿、寿老人、布袋尊は中国の神様と言われています。

Q:実在した人はいますか?

A:布袋様(ほていさま)は10世紀の中国に実在した神様です。大きな身体にいつも半裸で、大きな袋を持って放浪の旅を続ける僧侶(そうりょ)でした。人の吉凶と当てることから弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身であると伝説が広まりました。この大きな袋から布袋様と呼ばれるようになりました。ちなみにこの袋が頭陀袋(ずだぶくろ)の語源になってます。

Q:毘沙門天(びしゃもんてん)は、別な場所で見たような気がするですけど?

A:上杉謙信(うえすぎけんしん)が信仰していた毘沙門天は、独尊(どくそん)としては毘沙門天という名前ですが、聖徳太子が大事にした四天王の一尊としては多聞天(たもんてん)という名前になります。武神・守護神として信仰されますが、1人のときと4人のときでは呼び名が変わります。

Q:寿老人と福禄寿はそっくりで見分けがつけられないのですが?

A:寿老人と福禄寿は、同じ中国の神様で、その信仰や安置された場所によって、呼び方が変わります。南極星(寿星)の化身と言われ長寿のシンボルになっています。

諸説ありますが、私の信じている内容で書きました。困ったときの神頼みより、困る前にお参りして、平穏な生活を送りたいと思っています。

次回の予告「ところてん」は、なぜ「心太」と書くの?

数学科 野寺 和章

新着情報:新着投稿一覧へ