テニスのドラマとコロナのテニス[情報科 関]

みなさん、オリンピックで、日本が初めてとったメダルはどの種目かご存知ですか?
正解は1920年のアントワープオリンピック、テニスのダブルスで熊谷一弥選手・柏尾誠一郎選手の銀メダルが日本人のスポーツ選手が獲得した最初のオリンピックメダルでした。
ちなみに同大会で熊谷一弥選手はシングルスでも銀メダルを獲得しています。
その100年後の2020年に東京オリンピックがあり、男子はリオで銅メダルを獲得した錦織圭選手が、女子は大坂なおみ選手がメダルに手が届く位置にいるというのは、とてもドラマティックだと思いませんか。

もちろん新型コロナウイルス感染症の影響で2021年もしくはその先になるかもしれませんが、日本のテニス界にとって、こんなドラマはありません。
『テニスの王子様』『ベイビーステップ』『ブレークバック』など漫画・アニメも人気があり、テニスの認知度も上がっています。

そんな中で実はテニスの競技人口は減少しています。
理由の一つは試合時間にあると私は考えていています。
プロテニスの最長試合はなんと11時間5分。その試合は2010年のウィンブルドンという世界的な大会で、3日間にわたり試合が行われたことがあります。その記事はここ↓
https://www.thetennisdaily.jp/news/grandslam/wimbledon/2020/0041223.php

さて、高校の大会でも10時に集合しても試合が何時に始まるかわからないなんて、サッカーやバスケではありえないでしょう。古くは貴族の暇つぶしとしてうまれたタイムアウトのない試合は、時間が読めないスポーツとして現代のスタイルに合っていないのかもしれません。

しかし、2020年、新型コロナウイルス感染症対策でタイムアップありのテニスの試合形式が生まれました。
制限時間の中、今までのルールと同じようにポイントを積み重ねるところは変わりませんが、現代のスタイルに合わせていくきっかけとなりました。世界を今も苦しめる新型コロナウイルス感染症は、スポーツの形をも変えてしまう力があったのかもしれません。

古き良きものは伝承し、新しい形も受け入れる。親しみやすいスポーツとしてテニスが発展していけばいいなぁとつぶやくテニス部顧問の関でした。

情報科 関 眞人

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