駒沢学園のピアノ

学園が世田谷区の弦巻という場所にあった時の話をします。
校舎は3階建てで風通しが良く、冬はとても寒く今の校舎からは想像もつきません。
その古びた校舎の薄暗い廊下の片隅にアップライトピアノが無造作に置いてありました。私は初めその様子にとても違和感を覚えました。
でもそのピアノは私の予想に反して大人気。休み時間や放課後になると熱心に練習をしている生徒がたくさんいました。そしてピアノ周りには自然に人の輪が。そんな光景をよく目(耳?)にしました。今でいうストリートピアノの廊下バージョンですね。
その当時は併設されている短大保育科を目指す生徒さんがとても多かったことも廊下にピアノが置いてあった理由だったのでしょうか……
今これを読み「ア~そう言えば」という先生方もだいぶ少なくなってきました。
こんな些細な日常の1コマからも今も変わらぬ学校の生徒を見守り応援する姿勢を感じ取っていただければ幸いです。
次の機会があれば移転後のピアノの話をしたいと思います。乞うご期待。

芸術科 美術 髙橋 千草

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