2月14日(金)、涅槃会を行いました。

お釈迦さまがお涅槃にお入りになったことを記念する式典、涅槃会を行いました。

涅槃とは、サンスクリット語でニルバーナ、吹き消す・吹き消されている状態のことで、漢訳では、「寂静」と訳されます。
意味は、悩み苦しみのない安らかな状態のことです。

分かりやすく例えるなら
『鬼滅の刃』の無限列車に出てくる精神の世界、透き通った青空の世界のことと言っていいでしょう。

お釈迦さまが死ぬことで伝えていることは、
「肉体は死んでも、法身(存在)は永遠にあり続ける」をいうことです。

生まれて死ぬ、という見た目の現象と、本質は生死という見た目の現象を超えて、普遍・永遠に〈ある〉とも言えます。

私たち人間はオギャーと生まれたからには必ず息を引き取る日が来ます。
いつ最期が来てもいいように心燃やして生きること、死を通して、「今」をどう生きたらよいかを考える機会になればいいです。

生徒の感想

  • お釈迦さまの教えがあるおかげで、現代の私たちも幸せに生きるヒントを得られると考えることができた。
  • みんなが祝福の気持ちでむかえていて、とても良い空間だなと思いました。
  • 静寂な空間で仏教の深い教えに触れることができ、心が落ち着いた。精神的に豊かなひとときを過ごせたと感じた。
  • 死ぬ後を考えるよりも今をよく生きるという心を忘れないでいきたい。
  • 死ぬことは生きていく中で自然なことだから、死ぬのが怖いと怯えながら生きていくのではなく、死ぬ時に悔いが残らないような生き方になるように過ごしていきたいと思いました。
  • 死はただ悲しく辛いものだと思っていたけれど、それだけではない、幸せを噛み締めることのできることであるのだと思った。
  • お釈迦さまのようにたくさんの人から感謝されるような行いを日常生活から意識して行うことが大切なのではないかと考える。
  • 改めて生と死について考えることができた。またお釈迦さまが示した、無常と苦の教えを再確認し、自らの生き方を見つめ直すきっかけになりました。
  • 「死ぬ」がこの世に無かったら私たちは生きる意味と大切さに気づくことはないのかなと思いました。
  • お焼香です。
    お焼香です
  • お経を唱えています
    お経を唱えています
  • ご導師の法話
    ご導師の法話
  • 藤野正観画伯作・人間国宝の和紙に描かれています
    藤野正観画伯作・人間国宝の和紙に描かれています

新着情報:新着投稿一覧へ