高校選択授業「マナー講座」茶道のお稽古の様子を紹介します。

裏千家茶道の講師の先生をお招きし、週一回マナー講座では茶道のお稽古を行っております。

一学期は、玄関の入り方・挨拶の仕方・畳の歩き方・ふくささばき(お道具を清めるための布)等を繰り返しお稽古しました。

二学期は、相手に対してのお稽古になります。お菓子を運び、お茶を立てて差し上げます。

生徒は「相手にはおいしいお茶を飲んでほしいから、一生懸命点てている。」「濃いお茶が苦手だと言うから抹茶を少なくして点てよう。」「おいしいと言われて嬉しかった。」など、自分のためのお稽古が今度は相手のためになったり、周りを鏡として振り返り、自分も真似してみて上達したり等々、人間として大切なこと、相手を思いやる気持ちや感謝する心を身に付けていっているようです。

【生徒の感想】

  • 授業を受けたときに私が感じた温かい空気を、日本人は体験するべきだと思います。
  • きちんと所作を学んでこの日本の伝統文化を楽しんでいきたいと思った。
  • 茶道とは、日本人が古くから大切にしてきた仏教の考え方を活かしたような文化であると感じました。
  • 現代社会の忙しさの中でも、茶を通じて得られるこの平和な時間は、私たちの心を整え、他者への優しさを育む力を持っています。一盌から、世界へ平和の心を広げていくことができるのです。
  • 茶道はお茶を点てる行為だけではなくて茶室での空間や雰囲気、美しい茶道具や作法を五感で感じる事により自分あるいは他者との精神的な交流を図ることができる文化であると分かりました。日本特有の侘び寂びの心を体現したような茶道という伝統文化をこれから先の時代にも継承していきたいと思いました。
  • 茶道は、単なる礼儀作法や型にはまった伝統ではなく、自分の心と向き合い、自然や他者との調和を感じる貴重なひとときであると実感しました。
  • 形式に見える作法の一つひとつには、人との関係性や自然との共生への深い思いやりが込められており、それらを感じ取ることで、自分自身の在り方も見つめ直すことができました。
  • 茶道の所作の美しさとは、技術や形の美だけでなく、「心を形にする」静かな芸術であり、観る人にも静寂と感動を与えるものだと思いました。
  • 歩き方のお稽古(摺り足)
    歩き方のお稽古(摺り足)
  • お菓子のお運び
    お菓子のお運び
  • お菓子をどうぞ
    お菓子をどうぞ
  • お先に~
    お先に~
  • お茶をどうぞ
    お茶をどうぞ
  • 美味しいお抹茶が点ちました
    美味しいお抹茶が点ちました
  • お点前頂戴いたします
    お点前頂戴いたします
  • お茶碗を二度回し、正面を避けていただきます
    お茶碗を二度回し、正面を避けていただきます
  • 「茶巾は清潔に」(利休百首)
    「茶巾は清潔に」(利休百首)
  • 季節の和菓子をいただきます(秋桜)
    季節の和菓子をいただきます(秋桜)

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