高2・高3の選択授業「コ・メディカル入門」にて認知症サポーター養成講座を行いました。
2024/11/27
コ・メディカル入門の授業では、人と人が支え合う社会になるために、自分には何ができるか、自分がこれから何を大切にしていきたいかを考え実践していくことを大きな目標としていますが、今回は、認知症をテーマに、皆で考えを深めました。
そのために、稲城市認知症コーディネーターの方をお招きし、認知症サポーター養成講座が行われました。
認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り、自分のできる範囲で支えになろうとする「応援者」のことです。
超高齢者社会の今、5人に1人はなるといわれている認知症について理解し、支えるために何ができるかを考えることは、未来の自分について考えることでもあります。
~生徒の感想~
- 認知症を正しく理解し、正しく対応することでお互いが気持ちよく過ごすことができることを学んだ。
また、しらずしらずに相手を傷つけてしまったということがないように、認知症を正しく理解することの重要性も感じた。認知症を発症しても前向きに暮らしていけるようにしていくために、周りにいる私たちが自然に手を差しのべられるようにする必要がある。
また、認知症と思われる行動をしている方を見かけた際には、勇気をだして声をかけたいと思うが、もし自分に声かけが難しいと感じたら、親や、近くのお店の方や、交番、駅員さんなど、大人の方に相談をしたい。 - 今まで認知症について、あまり考えることがなかったが、決して他人事ではなく身近に認知症の方は多くいて、自分でもできることがあることに気づくきっかけとなった。講座を受けて、認知症の方とどう接すると良いかをわかったので、もし困った方がいたら、声をかけようと思った。また、自分だけでは解決できなかったら周りの人に助けを求めることも大切だと思った。
これから、道に迷って困っていそうな人を見つけたら、声をかけていきたい。また、認知症の方が困っている様子ではなくても、毎日挨拶をしたり、少しお話をしたりとコミュニケーションをとることで、認知症の方の、ちょっとした変化に気づくことができると考えた。