【特色ある授業の紹介】仏教の授業
2024/09/25
今回は、仏教の授業の紹介をします。
仏教の授業は、基本教室での授業ですが、1学期に1回もしくは2回は坐禅をします。
今回は坐禅の様子をお伝えします。
入学してくる生徒のほとんどは坐禅初心者で、本校に入学して初めて坐禅をします。
最初の感想を聞くと、「足が痺れた」「眠たい」「考え事をしている」と言う声が大半ですが、 高校3年生の卒業学年になると、徐々に感想が変わってきます。
以下に生徒の感想を紹介します。
- 一人で過ごす時間はたくさんあったけど、未来のことを考えていたり、模試のことを考えていたりして、今この瞬間に向き合うことをしていなかったので、新鮮な気持ちになった。(高2 U.K)
- 坐禅をするたびに、仏教に出会えてよかったと感じます。仏教を知る前は、私はかなり不安を感じやすい性格で、些細なことでも悩んでしまうような性格でした。ですが、仏教に出会い、坐禅をして悩みや不安を一旦忘れ、冷静になることの大切さを知りました。今でもテスト期間など不安や焦りを感じるときは坐禅をし、心を落ち着かせています。(高2 S.M)
- 最初は余計なことを考えてしまって集中するのが難しかったが、時間が経つにつれて集中することができ、心がだんだん静かになった。また、リラックスしながらも自分自身を深く見つめることができると思った。とても落ち着いた気持ちになり、心がすっきりとすることができた。(高3 M.K)
- 坐禅をすると心が落ち着き安らかになるなと感じた。 自分は衝動性が高く落ち着きが無い人間なのでいいなと思った。(高2 M.H)
- 何も考えない時間を少し作ることができた。いつも「何も考えないようにしよう」と考えてしまっていたので、びっくりしました。(高3 K.O)
- 坐禅を通じて、心が静まり、内面的な平和を感じた。(高3 M.I)
- ただ呼吸する事で少し気持ちが楽になる様に感じた。精神面で落ち着く事ができていい体験だった。(高3 K.I)
駒沢学園では、毎朝と帰りの時間に、「正念」と言う椅子の坐禅を行います。
正念とは、坐禅と同様、身体をまっすぐにして姿勢と呼吸を整え、悩みやとらわれを手放し、本来持っている清らかな心に気づくこと。
あるがままに今に生きることで、本来ある真心に目覚めることです。
正念(坐禅)の目的は妄想する心から離れて、本来の仏性、仏心に目覚め、そこに「落ち着く」ためです。
そして、日常生活を生き生きと主体性を発揮すると同時に優しさを他者に発揮していけることを理想としています。
坐禅は学期に1、2回ですが、正念は毎日、繰り返し行います。
この毎日、同じ時間に、みんなと一緒に行うことで、人間性が育まれ、人間が変わります。 そういうパワーが正念にはありますし、生徒には善い人間に育って、社会に出てほしいと願っています。
休憩中のひととき♪ 〜庭園を背景に〜
真の挨拶をします。
最初にお話を聴きます。
合掌 〜ともに坐禅をする仲間への敬意です〜
坐禅の風景
只管打坐 Just sit…