歌うことの楽しさー合唱祭によせて[国語科 天野]
2024/11/28
先日、ホームルームクラスで2月に行われる合唱祭で歌う1曲を決めた。合唱祭実行委員さんの呼びかけで一つに絞るのがもったいないくらいの曲が集まった。電子黒板でそれぞれの曲を流していくうちに、かつて歌ったことのある曲や、合唱祭で他の学年が歌っていて素敵だなと思ったことなどいろいろなことが思い出された。
私は今、声楽のコーチの力をお借りして合唱部の顧問をしている。いろいろな思い出がある中でも、今年の高校3年生のメンバーが2年生だった時、たった2人でクラブ紹介のステージに上がって堂々と歌い上げたことが忘れられない。1人ではなく、一緒に歌うことで生まれる素敵なハーモニーだった。2人のおかげで、その後輩たちが後に続いてくれて、りんどう祭のステージで発表をすることができるようになった。そして、式典のステージでも歌を歌えるチャンスも増えてきた。これからもこんな風に、入部してくれた1年生が、2年生や3年生になっても歌を楽しく歌いつづけて欲しいと思っている。
これからそれぞれのクラスで合唱祭の練習が徐々に始まる。1つの曲が完成するまでにきっとそれぞれのパート練習や、指揮者の人や伴奏者の人たちの人知れぬ苦労と努力の日々が続くと思う。来年、本番のステージに立つ時には、その歌のメロディにのせてそれぞれの思いを届けてほしいと思っている。
国語科 天野