校歌に思うこと[芸術科美術 髙橋]

皆さんは校歌と言われて頭に浮かぶのは? 幼稚園・小学校・中学・高校・大学どの時ですか。私自身はというと、色々な校歌のサビがごちゃ混ぜになって浮かんできます。
校歌と聞いて思い出す事は、母校に教育実習に行った時、教務主任をされていた先生が、「赴任して来た時に始業式で生徒の歌う校歌を聞いて良い学校に来たなと感じた」という話です。合唱が盛んな学校だったので卒業生である私はちょっと誇らしい気持ちと、「先生ってそんな事で学校の良さが分かるんだ~」と印象に残っています。そして私にとって、一番なじみの深い校歌はというと学園にお世話になり数十年やはり駒沢学園の校歌でしょうか。
駒沢の校歌で思い出す事は、稲城に移転した時に理事長の上田先生が教室から見える見事な富士山を見ながら「この景色だよ、校歌の歌詞と同じだろ。」と愛おしそうに話されていたのを覚えています。そして音楽の小林先生が、同窓会で校歌の伴奏を頼まれピアノを弾き出すと4番まで大合唱「2番までと思っていたから慌てちゃったわ」という話です。色々な年度の卒業生たちが一同に集いそれぞれの思いのこもった大合唱。世代を超えて結びつくための1つのアイテムとしての校歌の役割や熱い愛校心を感じました。
以前は毎日、朝礼の時に校歌やその時々の仏教行事の歌を歌ったりと今よりも校歌を歌う事も多かったように思います。特にコロナ以降全校生徒揃って歌を歌う機会も少なくなりましたが、在校生は校歌を歌う事ができるのだろうか……と心配になります。
安心して校歌を大合唱できる日がまた訪れる事を願っています。

芸術科美術 髙橋

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