モモ[国語科 穂谷野]

みなさんこんにちは。
先日はスプリングデーお疲れさまでした。
わたしも大好きなソアリンに乗れてとても楽しいひと時を過ごしました。
そして今回ソアリンの待ち時間を減らすためにはじめて課金をし、ほぼ待たずに乗ってきました。
時間をお金で買うようになるなんてわたしも大人になったんだな~なんて考えていたら、ある本のことを思い出しました。
今回は「モモ」という本の話をしたいと思います。
「モモ」はミヒャエル・エンデというドイツの児童文学作家の書いた物語です。有名な本なので、みなさんの中にも知っている方がいるかもしれませんね。

「モモ」は、時間どろぼうに盗まれてしまった時間をモモという女の子が取り戻すお話です。
時間を奪われてしまう前は、友達とおしゃべりをしたり、遊んだりしていたのに、時間を奪われてしまうとそういった時間が惜しくなり、もっと意味のあることに使いたいと思うようになっていきます(例えば、今まで友達と会っていた時間を仕事のために使ってお金を稼いだり……)。
そうして、友達との時間やゆっくりする時間をどんどん減らし、忙しくなっていくことで、人間たちは常にいらいらし、ちょっとしたことでケンカをしたり、自分の利益のために他人をないがしろにしたりするようになってしまいます。

わたしも、日々のあれこれに追われていると、遊びの時間(友達と喋ったり、お菓子を食べたり)を減らして、仕事や家事などやらなければならないことをするわけですが、そういう日が長く続くと他人に優しくできなくなったり、笑顔がなくなって厳しい顔ばかりしてしまっていたりします。
そうなると、自己嫌悪に陥ったり、周りの人も嫌な気持ちにさせたりとあんまり良いことはないですよね。
やらなければいけないことをやるのはもちろん大事なことですが、あまり自分を追い込み過ぎず、のんびりする時間も大切にしていきたいと思いました。

ちなみに、「モモ」に出てくるチョコレートドリンクと金色のバターと金の液体のようなはちみつをぬったパンがとても美味しそうでぐっとくるのでぜひ読んでみてください。

国語科 穂谷野

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