もうすぐ夏休み[国語科 天野]

朝、学校の正門に向かって歩くだけで陽ざしの強さを感じている。
もうすぐ夏休みだ。休みの後半は宿題の山に泣くことが多いのだが、始まるまでは何をして過ごそうかとあれこれ妄想して楽しんでしまう。

少し前になるが東北のお祭り巡りを楽しんでいた期間があった。秋田竿灯(かんとう)まつりを初めて見た時は、そのスケールの大きさに驚いた。提灯がたくさんついているのに実にバランスよく掲げる人々と沿道の観客の熱気が混じった感じがよかった。

次に行った青森のねぶた祭ではあのリズムがしばらく耳に残っていたし、跳人の鈴を記念に買ったり、裏道で交わされる地元の若者たちのちょっとした会話に耳をすませたり、老若男女問わず、参加している人達がお祭りにむけて全エネルギーを注ぎ込んでいる様子が魅力的だった。青森の朝市で、地元の人の食堂に紛れ込んで大きなおにぎりや焼き魚のおかずを頬張ってみたことも思い出だ。

夏休みだから心おきなく楽しめたのだと思う。日常を離れて、知らない土地の空気を吸って、食事や文化を楽しむささやかな時間。今年は何をしようかな。

  • 思い出の味 ババヘラアイス
    思い出の味 ババヘラアイス

国語科 天野

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