おじいちゃん[芸術科 平田]

クラシック音楽の業界では作曲家の「生誕○○年」や「没後○○年」という節目の年を祝って演奏会でその作曲家を取り上げたりすることがよくあります。昨年2020年はベートーヴェンの生誕250年という記念すべき年でしたが、残念ながら新型コロナの影響で次々と演奏会はキャンセル。海外から招聘予定だった指揮者やオーケストラ、ソリストも来日が実現しませんでした。

さて2021年はどんな年かというと、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスの没後100年です。(1921年12月16日没)サン=サーンスと聞いて、何か楽曲が思いつくでしょうか?
組曲「動物の謝肉祭」、交響詩「死の舞踏」、オペラ「サムソンとデリラ」など馴染みのある作品をたくさん残した作曲家ですが、彼の作品の中でも私のお気に入りは交響曲第3番「オルガン付き」です。自身が優れたオルガン奏者だったこともあり大編成のオーケストラにパイプオルガンも演奏に参加する壮大な作品になっています。


  • カミーユ・サン=サーンス

この曲は祖父が生前大好きな曲の1つで「俺の葬式では、サン=サーンスの3番を流してくれ」と口癖のように言っていました。お葬式ではこの交響曲の終楽章が会場を包み込み、祖父らしい葬儀となりました。小さいころから近所の公園へ一緒に散歩に行ったり、映画に連れて行ってくれたり、演奏会にも聴きに来てくれた祖父との思い出をサン=サーンスと共に思い出すことができた一年になりました。

ちなみに来年2022年はJ.S.バッハが没後240年そしてブラームスが没後125年だそうです。作曲家の新しい一面を発見するきっかけになるかもしれないですね!

▼サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調作品78「オルガン付き」 (最終楽章は29分頃から)

芸術科 平田 亮介

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