アンティークの品々[社会科 深谷]

ここ最近の私のブームは、SNSでアンティークの家具や像を眺めることである。元々、そういったものに興味はあったが、実際に購入したり、店舗に見に行ったりするのは、なんだか敷居が高く感じられ、気後れしていた。しかし、昨年の新型コロナウイルス感染症蔓延による、1度目の緊急事態宣言が発令された前後から、私の中でアンティークの品々に対する気持ちが変化していった。

それには2つ理由がある。1つ目は、旅行やどこかへのちょっとしたお出かけ等がなくなり、多少ではあるが、お金を使うことが減り、金銭的な敷居の高さが軽減されたこと。2つ目は、アンティークショップのHPやSNSをゆっくり見る時間が増えたことで、知識をつけることができた、ということ。

そこで、緊急事態宣言が解除されてしばらくしてから、実際にアンティークショップに見に行ってみることにした。伺ったお店は、フランス人の方が店主で、実際にフランスやヨーロッパ各地の蚤の市等に行き、買い付けをされていた。店内に所狭しと、置かれた品々に心躍り、さまざまなお話をしていただいたのだが、そもそもアンティークとはどんなものを指すのか、意外とその定義が曖昧になっていることがわかった。

創業118年の「ハンドル」という、アンティークの家具をメインに取り扱うショップのHP(リンクは一番下)の記事を引用させて頂くと、そもそも「アンティーク(Antique)」とは、フランス語で古美術や骨董品のことで、ラテン語で「古いモノ」と言う意味だった「Antiquus」が語源である。さらに、100年以上経過したものを「アンティーク」と呼ぶ慣習があるが、それは1934年にアメリカが定めた、いわゆる関税法で「100年以上の古い美術品、工芸品、手工芸品に輸入関税を課さない」と決められたことで出来た“関税上”の慣習に過ぎず、アンティークが生活に密着している、ヨーロッパ各国においては明確な定義が存在しないそうである。そもそも日本では、なんとなく古いもの、くらいにしか認識されていないような気がするが、意外と、それくらいおおらかな考え方が良いかもしれない。

上記のような歴史的経緯があり今の価値観が作られていることが面白く、日々の生活で、ふとした瞬間にそういった歴史を感じることができる品が身近にある生活というのは、想像以上に豊かなものではないだろうか。

「ハンドル」さんのHP↓
https://handle-marche.com/antique/list_06/mu180401/

社会科 深谷 真優

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