冬の夜空[理科 古屋]
2020/11/30
冬が近づいてきました。私は空気が澄み、星が美しく見える冬の夜空が大好きです。
皆さんは、星座の始まりを知っていますか?今から5000年ほど前、バビロニアの羊飼いの人たちが夜通し、羊の番をしながら夜空の星を見上げ、その星の並びに身近な動物などの形をあてはめていったのが星座の始まりといわれています。その後、2世紀にギリシャの天文学者プトレマイオスが、星空を48の星座に分けました。そして20世紀になって、国際(こくさい)天文学連合で現在の88個の星座に整理され、全世界共通の星座が決められました。
さて皆さんは、冬に見られる星座「オリオン座」の神話は知っていますか?
ギリシャ神話において、狩人として名高い大男のオリオンは自分の力を自慢し、やりたい放題。それを見かねた女神は、オリオンを懲らしめようと足元にさそりを放ちます。さすがのオリオンもさそりの毒には勝てず命を落とします。
それで星座になってからもオリオン座はさそり座が苦手で、さそり座(夏を代表する星座です)が夜空に出ているときは、オリオン座は決して姿を見せないと言われています。
このように星座にはいろいろな神話があります。それを知ると、夜空を見上げるのが楽しくなりませんか?
理科 古屋