9月26日(金)に、追善記念日の式典が行われました。
2025/09/30
9月26日(金)に、追善記念日の式典が行われました。
駒沢学園女子中学高等学校では、この式典の意味・意義に合わせて、次のようなことに心をはせてほしいと考えています。
追善記念日は、建長五年(西暦1253年)に、道元禅師がお亡くなりになった日にちなので、この1年間にお亡くなりになった教職員・学生・生徒・園児およびその関係者を、学園全体で追慕し、追善するための式典です。道元禅師をはじめお亡くなりになった方々をはるかにおしのびし、その人々の御恩や愛情に感謝する日です。道元禅師やお亡くなりになった方々の御恩や愛情に感謝しながら、いのちの連続性と有限性について感じ、今をどう生きていかなければならないかということについて考えましょう。
仏教の教科書に「私たちが、この世のなかに生まれてきたのは、ながいあいだの、そして、さまざまな条件がむすばれたからこそです。私たちは、しらずしらずのうちに、もろもろの恩恵にはぐくまれ包まれて、生かされているのです。」とあります。
これを縁起といいます。生じては滅し、を繰り返している世界に、存在しているわたしは唯一無二です。(天上天下唯我独尊)
ご先祖様にそっと手を合わせることは、自分を大切にすることであると同時に、他者をも大切にすることにつながります。人は一人では決して生きていけません。周りに支えられながら、時に誰かの支えとなって存在しています。そんなすごいいのちに耳を傾ける時間になれば豊かですばらしいことです。
生徒の感想
- 先祖を辿っていくと全ての人間が兄弟になるということに命のエネルギーは凄まじいのだと思った。受け継いだ命を一生懸命動かしたい。
- 自分のことだけでなく、先祖や目に見えない概念、無意識のものなどにもちゃんと感謝をし、自分が今こうやって生きていることは自分1人のおかげでは無いことを念頭にあらゆるものへ良い行いをするように心がけたい。
- 数えきれない程のご先祖さまがいて、その人たちがいなかったら、私たちは存在していないからうまれたこと自体が奇跡で、その人生はいろいろな人たちと出会い、一つ一つの奇跡の積み重ねでできているから、今この瞬間が大切です。だからこそ今を精いっぱい生きたい。
司会デビューしました
合唱部と有志による歌
幼稚園、中高、短大大学による献華
両班による献茶湯
両班も立派にできました
ご導師によるご講話