誕生記念日を行いました。

1月24日(金)、誕生記念日(道元禅師と学園の誕生をお祝いする式典)を行いました。

道元禅師は比叡山で修行中、「人は生まれながらにしてすでに清浄で、もともと悟っている」という言葉に、生まれながらにして仏ならば修行は必要ないのではないか、と疑問を抱かれました。

その疑問解決のため、中国へ留学、正師と出会い修行を経て疑問が解決されました。

それは「我々はもともと仏であるがそのままでは見ることも気付くこともできない。坐禅をすることで、エゴを手放し、妄想を妄想と見破って、〈本当の自分〉に気づくことだ」ということでした。

では、道元禅師のつかみとった生き方、教えが自分の人生にどう結びつくのでしょうか。

学生の本分は勉強することです。
なぜ勉強するのか、意味を見出せず苦しむ方も多いことでしょう。

大切なことは、受験の合否やテストの点数のよしあしで一喜一憂する自分の後ろに存在している〈本当の自分〉を見出し、もともとある、過去から連綿と続いてきた〈いのち〉と一体化している「今・ここ」を光り輝かせ、人生をまっとうする瞬間にあります。

日常生活の中で私たちは失敗や苦しみを排除しようとしますが、そうではなく、「苦しみ」という泥の中から美しい蓮の花、自分の可能性が開花するのです。

人生は山あり谷あり。苦しみの中にこそ、仏としての自分を自覚する最大のチャンスがあり、仏としての〈いのち〉が生きることになるのです。
この誕生記念日が「生き方」について考える機会になることを願います。

  • 落ち着いた司会でした。
    落ち着いた司会でした。
  • お焼香を捧げています。
    お焼香を捧げています。
  • 両班の皆さん、とても美しい座り方です。
    両班の皆さん、とても美しい座り方です。
  • 合唱部、吹奏楽部の演奏です。
    合唱部、吹奏楽部の演奏です。
  • 参加する生徒の様子です。
    参加する生徒の様子です。
  • 導師による講話です。
    導師による講話です。

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