<校長室ブログ>11年目の春。
2021/03/15

東日本大震災から10年。当時、私は、高校2年生のクラス担任をしていました。学年末試験の最終日で、帰宅途中の生徒も多く、学校は対応に追われました。全員無事との確認は取れましたが、その後休校となり、生徒たちに会えなくなってしまいました。中止となった春期セミナーの課題と解説プリントを郵送し、「無事でいてくれて良かった。次にお会いする時は、高校3年生になっていますね。」と、手紙を添えました。
当時はまだ、リモート授業なんて、夢のまた夢だったのです。
この10年間に進化したことは、たくさんあります。学校のルールも、いくつも変わりました。私たちの危機管理意識も高くなり、コロナ禍であっても、避難訓練は欠かすことはありません。何より、通信機器の急速な発展とその導入により、離れていても対応できるようになりました。
この先、10年後の世界も予測はできませんが、素敵な未来にしていくことを心に誓って、11年目の春を迎えます。

<校長室ブログ>あなたらしく輝いて
2021/03/08

卒業式の日は、大事にしていた宝物が離れて行ってしまうような淋しさを感じます。でも、それ以上に、ここまで成長した生徒たちに喜びとうれしさを感じます。
卒業生のみなさん、
あなた方の未来が幸せでありますように。
この先の人生で、辛いことがあった時は、愛されて過ごした学園生活を思い出してください。私たちは、永遠に応援しています。
卒業おめでとう。あなたらしく輝いて生きていってください。

<校長室ブログ>Good Luck!!
2021/02/17

今週末の英検2次試験に向けて、英検対策週間です。
それぞれの級ごとに、英語科の先生と生徒ひとりずつ、実践練習にのぞみます。
英検の2次試験(面接試験)は、決まったパターンがあるので、事前に繰り返し練習することが合格の秘訣です。
練習の段階ですでに緊張している生徒もいますが、そのほうがかえって本番でリラックスできるかもしれませんね。
「英検の2次試験は、(自信がなくても?)自信をもって、まずは元気よく!!」これがいつも伝える私からのアドバイスです。
Good Luck!! 健闘を祈ります。

<校長室ブログ>高校受験合格者のみなさま、おめでとうございます。
2021/02/12

今年の受験は、さまざまなご苦労と不安があったことと思います。みなさまのこれまでの努力により合格されましたこと、教職員一同、心よりお祝い申し上げます。
掲示板に自分の受験番号を見つけて、喜びの声をあげ、記念写真をとる、という、見慣れた合格発表の風景が見られないことには一抹のさみしさを覚えますが、時代の移り変わりですね。今年度はコロナ禍の影響もあり、配信での発表のみとなりましたが、私たちの心からの拍手は、みなさまに届いていますか?
春になって、駒女の制服を着たみなさまと、新緑のキャンパスでお会いする日を、楽しみにしています。

<校長室ブログ>中学受験合格者のみなさまへ
2021/02/03

合格者のみなさま、保護者のみなさま、おめでとうございます。
今年の入試は、受験生ご本人はもちろんのこと、ご家族の方もあらゆる面で神経を遣われ、不安な日々を過ごされてきたことと存じます。ここに至るまでのみなさまの頑張りに、心より敬意を表します。
本当におめでとうございます。
春には、駒女のキャンパスには桜が咲き、新緑がまぶしい季節となります。
みなさまが、制服を着て、桜色の坂を上がってくる姿を想像しますと、わくわくいたします。
みなさまとお会いできる日を、教職員在校生一同、楽しみにお待ちしております。

<校長室ブログ>中学を受験するみなさまへ
2021/02/01

“今まで頑張ってきた力を発揮してください。応援しています💛”
“努力したことは絶対笑顔につながるから! 駒女で待ってます!!”
“この壁を乗り越えれば、すてきな未来がまってるよ。”
“あなたなら大丈夫。自分を信じて!!”

在校生が受験生に送るメッセージカードです。「自分がもらってうれしかったから。」「実は今もお守り代わりに持っています。」など、生徒たちが自分の受験のことを思い出しながら、心を込めて書きました。

<校長室ブログ>優秀教員
2021/01/25

社会科・仏教科の永井俊道教諭が、東京私立中学高等学校協会より優秀教員として表彰されました。大変うれしく誇らしいことですので、報告させていただきます。
永井先生は、本校の生徒指導部長ですが、“生徒指導部長はこわ~い”という世間が抱くイメージとは一風違った、愛されキャラで、生徒、教員からとても信頼されている先生です。
体も大きいし、声も大きいのですが、何より心が大きいのです。
みんな、永井先生には本音を言ってしまい、それを広い心で受けとめてくださるので、ついつい甘えてしまうのです。
これからも、生徒のために、そして日本の教育界のために、ご尽力ください。

<校長室ブログ>春はもうすぐ。
2021/01/18

大学入学共通テストを受けた生徒たちが、本日登校をしました。
いつも通りの穏やかな表情で担任の先生と話をしている様子をみて、少しほっとしました。
今年は、入試改革の年とされていましたが、英語4技能試験、国語・数学への記述式問題導入の見送りなど、振り回されることが多く、さらに、このコロナ禍が加わりました。
駒女の生徒はもちろん、全国の受験生に幸多きことを祈らずにはいられません。

「辛い時は、私の背中を見て!」女子サッカー世界大会を制覇した時の日本代表チーム、キャプテン澤穂希選手の言葉です。私たちもそんな存在でありたいと思っています。

これまでやってきたことを信じて、最高の力を発揮しましょう。

<校長室ブログ>本年もよろしくお願い申し上げます。
2021/01/12

今年は丑年。ウシはのんびりとしたイメージがありますが、実は大変な力持ちで、農作業に欠かせない労働力でした。その誠実な働きぶりから、「耐える」そして「芽吹く」年になる、と言われているそうです。
まさに、今は耐える時です。緊急事態宣言下、人を責めたり批判するのではなく、今こそみんなで協力し支え合って、春の芽吹きを迎えましょう。
生徒の笑顔を守るため、未来を創るため、今年も全力で取り組んでまいります。

<校長室ブログ>今年を終えて。
2020/12/25

本当に大切なものは、目に見えないよ。心の目で見なくちゃ。
サン=テグジュペリ作「星の王子さま」の一節にある言葉です。

わたしたちは、日頃どうしても目に見えるものに左右されてしまいます。そして、目に見えない多くのものに支えられ、生かされているのだということを、ときどき忘れてしまうのです。
みなさんにとって、本当に大切なことは何でしょうか。心の目で見つけてください。見えない部分を大切にすることで、人生は豊かになると思うのです。
そんなことを特に思い起こさせてくれる1年でした。

みなさん、良いお年をお迎えください。

<校長室ブログ>コロナ禍の受験生たちへ
2020/12/18

未曾有の危機、コロナウイルス感染拡大の影響により、受験生と保護者のみなさまは、気の休まることのない毎日をお過ごしのこととお察しいたします。

でも、このコロナ禍の時代の受験生だったからこそ、「物事に柔軟な対応ができる」「強くたくましい」と、後々言われるような、そんな未来がきっとくるはずです。
今はつらくても、めげることなく受験を乗り越えてください。
光溢れる春は必ず来ます。

<校長室ブログ>母となった卒業生たちへ
2020/12/09

子育て奮闘中の卒業生と、久しぶりにお電話で話をしました。

自分の子どもだからって、思うようになんていきませんよね。100人いれば、100通りの子育てがあって、みんな試行錯誤しているのです。
反抗期は、大人になる過程。そんな時でも実は、子どもは聞いていないふりをしながら、親のことばをちゃんと聞いていますよ。子どもの心には届いているのです。
愛されて育った子どもは、人を愛し周囲を幸せにすることができます。
大丈夫。母親として自信をもって、大きな愛で見守ってあげてください。