武蔵野赤十字病院

仲間と資格試験の合格を目指し、先生の研究室で勉強した時間がいちばんの宝物

循環器・心臓血管外科の病棟で働いています。患者さんの栄養指導、おもに減塩の指導が多く、疾患や体調などに合わせて献立を選択し、食べられない方にはどのようにしたらよいかを医師や看護師に伝え、いっしょにメニューを検討することもあります。患者さんとメディカルスタッフ、調理場をつなぐ立場に責任を感じます。
現場では大学で勉強したようにはいかないことも多々あります。教科書通りに献立を作っても食べられない方もいますし、ご家族の意向もあります。患者さん一人ひとりに異なる人生があり、その一人ひとりと向き合わなくては生きた栄養指導になりません。そのための接し方、話しかけ方、説明の仕方……とても難しいことだと実感していますが、だからこそ患者さんに納得して食べていただけたときはうれしいです。人間的にもひとつ成長できたように思えます。
大学では1年次に食育の授業に興味を持ち、ゼミのテーマにも選びました。食育の授業で学んだことが栄養指導するうえでも基礎になっています。管理栄養士の資格を取得するために、仲の良い友だちと励まし合いながら勉強したことで、私の大学生活はとても楽しく充実したものになりました。1年次からお世話になった先生の研究室に通って勉強し、その合間に先生とおしゃべりしたり、ケーキ作りをしたことも、良い思い出です。

※所属とコメントは2016年3月のものです。

荒井 佳苗さん(管理栄養士)
健康栄養学科 2014年卒業

  • 荒井 佳苗さん(管理栄養士) 健康栄養学科 2014年卒業
    撮影:武蔵野赤十字病院(武蔵野市)

社会福祉法人緑風会 緑風荘病院

調理技術もみがいて、実践的な栄養指導を目指します

食にかかわる仕事をしたくて管理栄養士を目指しました。健康栄養学科のカリキュラムは実習も課題もびっしりつまっていて、ついていくのがたいへんでした。しかしそのおかげで栄養学の基礎が身につき、国家試験にも不安なく臨むことができました。
病院で働きたいと思ったきっかけは臨床栄養学の授業です。そこで指導を受けた先生の言葉が心に残っています。「調理もできる管理栄養士にならないとだめよ」。調理の知識があれば、患者さんにより有益な栄養指導ができるようになるからです。ですから病院直営で調理している当院は私の志望にぴったりでした。そして1年間は調理場で働きたいと希望し、現在は調理と病棟の患者さんの栄養管理、ふたつの仕事をさせてもらっています。
初めて知ることも多く、先生の言葉を思い出すこともしばしばです。調理と臨床の経験を積み、新しい知識も吸収していきたいと思っています。

※所属とコメントは2016年3月のものです。

後藤 ちはるさん(管理栄養士)
健康栄養学科 2015年卒業

  • 後藤 ちはるさん(管理栄養士) 健康栄養学科 2015年卒業
    撮影:緑風荘病院(東村山市)

医療法人社団 東山会 調布東山病院

将来は日本栄養士会認定管理栄養士を目指しています

入院した祖母を見て気づいたのが、おいしい食事は入院生活のつらさを和らげるということでした。これが管理栄養士の道へ進むきっかけになりました。
在学中の臨床栄養学実習は素晴らしいものでした。先生と学生が、患者さんやその家族になりきってシミュレーションを行うのですが、患者さんへの言葉遣いや立ち居振る舞いまで細かく指導を受けました。社会人のマナーも身につき、今の仕事に生きています。
現在、私はNST(栄養サポートチーム)とともに入院患者さんの栄養状態の改善や治療効果の向上を目的とした仕事をしています。患者さんからの訴えを正確に理解し、血液検査などの数値から異常がないか読み取るには、まだまだたくさんの経験が必要だと感じています。研修会にも積極的に参加して勉強中です。将来は認定管理栄養士の資格を取得したいと思っています。

※所属とコメントは2015年3月のものです。

佐保田 歩美さん(管理栄養士)
健康栄養学科 2013年卒業

  • 佐保田 歩美さん(管理栄養士) 健康栄養学科 2013年卒業
    撮影:調布東山病院(調布市)

社会福祉法人伸こう福祉会 クロスハート幸・川崎

大好きだった実技の授業。今は現場で実践中です

臨床栄養学の実習が大好きでした。患者さん、看護師、医師などのロールプレイングを通して管理栄養士のむずかしさとおもしろさ、両方を学び、資格への意欲が高まりました。4年次の卒業研究のテーマには嚥下食を選びました。その研究を通して、高齢の方のお役に立ちたいと考えるようになり、特別養護老人ホームに就職しました。
現在は介護士と管理栄養士、ふたつの立場で仕事をしています。大学では介護実技の授業はなかったので、介護士の先輩から指導を受けながら習得中です。施設のスタッフと意思疎通を図り、利用者の方と密にコミュニケーションをとる機会に恵まれ、とても貴重な経験をさせていただいています。一方で、高齢の方も安心して食べられる嚥下食のデザートを作って食べてもらったりもしています。こうした経験をきちんと将来に生かしていきたいと思っています。

※所属とコメントは2016年3月のものです。

岡崎 はるなさん(管理栄養士)
健康栄養学科 2014年卒業

  • 岡崎 はるなさん(管理栄養士) 健康栄養学科 2014年卒業
    撮影:クロスハート幸・川崎(川崎)

正吉福祉会・地域福祉サービスセンター まちだ正吉苑

食を通じて高齢者を支えることができると学びました

大学の大量調理実習では、十数人のグループで100食分を作りましたが、今は1人で100食以上作るので桁違いです。でもあの経験が今の仕事の基礎になっていますし、同時にもっと学んでおけば良かったとも思います。ほかにも今につながる授業がたくさんありました。咀嚼が難しい方の食事などについて学んだ「食介護論」に、高齢者の意欲や機能を支えるのは体力であり、体力を作るのが食事であると教わった「介護福祉概論」などです。施設での臨地実習では、利用者さんの顔を思い浮かべて美しく盛り付けることのたいせつさを教わりました。そんな先生方との出会いは私の宝物です。この仕事は、食を通じて高齢者の方々を支えているので、とてもやりがいを感じます。「おいしかった」と声をかけられたり、ふれ合いも楽しく、管理栄養士になって良かったと思います。興味のある方には、ぜひ強い気持ちでチャレンジしてほしい資格です。

※所属とコメントは2015年3月のものです。

渡辺 美帆さん(管理栄養士)
健康栄養学科 2014年卒業

  • 渡辺 美帆さん(管理栄養士) 健康栄養学科 2014年卒業
    撮影:まちだ正吉苑(町田市)

エームサービス株式会社

教室に行くだけで勉強になった4年間でした

IT系企業の社員食堂で管理栄養士として働いています。授業で大量調理の実習も経験していましたが、十数種ものメニューを何百食分も作るボリュームには圧倒されました。私は食べることが好きで管理栄養士を目指したのですが、調理はあまり得意ではありませんでした。けれども、この職場で先輩の調理師からプロの技を教わり、先輩社員から栄養面のアドバイスをいただき、食のおもしろさを再認識しています。将来、栄養はもちろん、素材にも調理法にも通じた管理栄養士になりたいと欲が出てきました。
大学では正直なところ、私は勉強だけに熱心な学生というわけではありませんでした。それでも授業は楽しかったのです。それは疑問に思ったことは先生がていねいに説明してくれ、友達が空き時間に勉強を教えてくれたおかげだと思います。教室に行くだけで勉強になる、駒沢女子大学は私にとってそんな大学でした。

※所属とコメントは2016年3月のものです。

林 優里さん(管理栄養士)
健康栄養学科 2014年卒業

  • 林 優里さん(管理栄養士) 健康栄養学科 2014年卒業
    撮影:勤務先

株式会社ヤクルト本社 中央研究所

小学生の頃から実験が好き、学校推薦で憧れの研究所へ

学校推薦でヤクルト本社に就職しました。管理栄養士の免許は取得しましたが、現在は食品関連とは異なり、医薬品研究の部門で抗がん剤の基となる化合物の研究をしています。具体的には、効率的に働く薬を作るために、さまざまな化合物が体のなかでどのような動きをするのかを調べるというものです。もしも私の操作ミスが原因で誤ったデータを提供してしまったら、ほかの方の実験や作業に大きな影響を与えてしまうだけでなく、薬品の完成を左右してしまうため責任は重大です。でもその緊張感が、やりがいでもあります。
小学生の頃から実験が好きで、推薦の話をいただいたときは、思う存分に研究ができるとうれしく思いました。栄養指導や献立の作成など典型的な管理栄養士の仕事とは違いますが、体内に摂取された栄養素がどのように代謝されるのかなど、大学時代に学んだことや管理栄養士の試験勉強を通して得た知識は、今の仕事に役立っています。
私の大きな目標は、抗がん剤を完成させて、がんで苦しむ人たちに希望をお届けすることです。医薬品の研究分野は専門性が高く、知識や技術の習得には長い時間が必要ですが、大学で得た知識を生かし、少しでも目標に近づけるように一生懸命に取り組んでいきます。

※所属とコメントは2015年3月のものです。

中澤 知美さん
健康栄養学科 2014年卒業

  • 中澤 知美さん 健康栄養学科 2014年卒業
    撮影:株式会社ヤクルト本社
    中央研究所(国立市)

社会福祉法人聖愛学舎 玉川保育園

心理学で学んだ傾聴や共感が今に役立っています

保育園で調理をメインに、食育や給食便りの作成などの仕事をしています。子どもたちが「おいしかった」、「ありがとう」、「嫌いなものがあったけど今日は食べたよ」など、素直に感想を伝えてくれるのが、本当にうれしいです。大学では心理学と臨床心理学が必修で、話を聞くことや共感することのたいせつさを学びましたが、その経験が今、役立っています。食事を考えるだけではなく、ふれ合いのなかでおいしく食べてもらうことも管理栄養士の大事な仕事です。特にこの保育園は食育を大事にしているので、子どもの心に届く話し方をするにはどうしたら良いかと、日々考えながら取り組んでいます。
離乳食を食べていた赤ちゃんがいつの間にか歩いているなど、子どもの成長は本当に早いですね。まだまだ半人前ですが、いつか献立を考える立場になって、子どもたちが心からおいしいと言ってくれる食事を作れるようにがんばりたいと思います。

※所属とコメントは2015年3月のものです。

樋渡 亜梨沙さん(管理栄養士)
健康栄養学科 2014年卒業

  • 樋渡 亜梨沙さん(管理栄養士) 健康栄養学科 2014年卒業
    撮影:玉川保育園(立川市)