カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

1.駒沢女子大学のカリキュラム・ポリシー

駒沢女子大学は、系統的な学修が行えるように配慮し、ディプロマ・ポリシーとして掲げる4つの教育目標のうち、 (1)自立した現代女性にふさわしい教養力と人間性の養成、(2) 自己実現のためのコミュニケーション力と社会性の養成を達成するために、「教養教育科目(人間総合学群・人間健康学部・看護学部)」 (3)社会的責務を果たすことのできる専門力と判断力の養成、(4)文化の創造的担い手となるための技術力と実践力の養成を達成するために、「専門教育科目(人間総合学群・人間健康学部)」「専門基礎科目・専門科目(看護学部)」の枠を設定しています(人間総合学群カリキュラムツリー、人間健康学部・看護学部カリキュラムツリー)。
駒沢女子大学では、これらの教育目標が十全に達成されることを目的として、全学的にテーラーメイド教育を実践し、以下のような教育方法を取り入れています。

  1. 担任制度・アドバイザー制度
  2. 少人数授業
  3. 学修ポートフォリオ
  4. 駒沢女子大学教科書シリーズ(授業内容に即した教科書の作成)
  5. 授業録画システム
  6. 再試験制度
  7. 学修支援センターの設置
  8. 組織的、効果的な教育が実行できる機関の設置

また、教育目標の達成度を確認するための評価基準(学修到達度確認表)、各科目がどのような力を育成することを主な目的としているかを示す学修指針(カリキュラムマップ)を用意しています。

2.学群・学類・専攻・学部・学科のカリキュラム・ポリシー

人間総合学群

駒沢女子大学人間総合学群は、「教養教育科目」と「専門教育科目」の枠を設け、全学ディプロマ・ポリシーで掲げている4つの教育目標を達成するために必要なカリキュラムと教育方法を用意しています(人間総合学群カリキュラムツリー人間総合学群教養教育科目カリキュラムマップ学修到達度確認表)。

人間文化学類

人間文化学類は、ディプロマ・ポリシーで掲げた教育目標を達成するために、次のようなカリキュラム編成と授業を行います(人間総合学群カリキュラムツリー日本文化専攻カリキュラムマップ人間関係専攻カリキュラムマップ英語コミュニケーション専攻カリキュラムマップ教職に関する科目(日本文化専攻・英語コミュニケーション専攻)博物館学芸員養成課程科目)。

教育内容
  1. 自ら考え発信する実践力を身につけることを目標にカリキュラムを作成しています。
  2. 1年次に、各専攻への進路選択に資するための基礎的な科目を設けています。
  3. 2年次から4年次までの3年間を通じて、各専攻の専門力を育成する選択科目を設けています。
教育方法
  1. 2年進級時に、日本文化専攻・人間関係専攻・英語コミュニケーション専攻に分かれ、専門教育を深めていきます。
  2. 主体性を育むためにアクティブラーニングを取り入れた授業を行います。
  3. 専門科目間の連携を重視した体系的な教育方法を取り入れています。
評価方法
  1. 外部機関等が主催する資格検定試験を用いて学修効果を高めます。
  2. 2年終了時に、基礎レベルが修得できているかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。
  3. 4年終了時に、卒業にふさわしい学修成果を得られたかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。

観光文化学類

観光文化学類は、ディプロマ・ポリシーで掲げた教育目標を達成するために、次のようなカリキュラム編成と授業を行います(人間総合学群カリキュラムツリー観光文化学類カリキュラムマップ)。

教育内容
  1. 自ら考え、発信し、行動する力の育成を目標にカリキュラムを作成しています。
  2. 1年次には基礎力と教養を育成するための科目に加えて、国家試験対策科目を設けています。
  3. 2年次から4年次までの3年間を通して、専門力を育成する必修科目・選択科目を設けています。
教育方法
  1. 主体性を育成するために講義科目にアクティブラーニングを取り入れています。
  2. 実践力を育成するために多様なインターンシップ科目、国内および海外旅行研修を設けています。
  3. 専門科目間の連携を重視した体系的な教育方法を取り入れています。
評価方法
  1. 外部機関等が主催するさまざまな資格試験・検定試験を用いて、学力レベルを客観的に把握し、学習モチベーションを高めます。
  2. 2年終了時に、基礎レベルが修得できているかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。
  3. 4年終了時に、卒業にふさわしい学習成果を得られたかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。

心理学類

心理学類は、ディプロマ・ポリシーで掲げた教育目標を達成するために、次のようなカリキュラム編成と授業を行います(人間総合学群カリキュラムツリー心理学類カリキュラムマップ)。

教育内容
  1. 自ら考え発信する実践力を身につけることを目標にカリキュラムを作成しています。
  2. 1年次には基礎力と教養を育成するための科目に加えて、専門教育科目の一部を置いています。
  3. 2年次から4年次までの3年間を通して、専門力を育成する必修科目・選択科目を設けています。
教育方法
  1. 主体性・創造性・思考力を育むためにアクティブラーニングを取り入れた授業を行ないます。
  2. 豊富な実験・実習科目によって講義で学んだ知識を確認し、また、技術を修得します。
  3. 専門科目間の連携を重視した体系的な教育方法を取り入れています。
評価方法
  1. 外部機関等が主催する資格検定試験を用いて学修効果を高めます。
  2. 2年終了時に、基礎レベルが修得できているかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。
  3. 4年終了時に、卒業にふさわしい学修成果を得られたかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。

住空間デザイン学類

住空間デザイン学類は、ディプロマ・ポリシーで掲げた教育目標を達成するために、次のようなカリキュラム編成と授業を行います(人間総合学群カリキュラムツリー住空間デザイン学類カリキュラムマップ)。

教育内容
  1. 自ら考え発信する実践力を身につけることを目標にカリキュラムを作成しています。
  2. 1年次から2年次までの2年間を通じて、学類の教育目標のうち主に1と2を達成するための基礎力を育成する必修科目を設けています。
  3. 3年次から4年次までの2年間を通じて、学類の教育目標のうち主に3と4を達成するための専門力を育成する選択科目を設けています。
教育方法
  1. 3年次に、インテリアデザインコース、建築デザインコースに分かれて専門教育を深めていきます。
  2. 主体性を育むためにアクティブラーニングを取り入れた授業を行います。
  3. 専門科目間の連携を重視した体系的な教育方法を取り入れています。
評価方法
  1. 外部機関等が主催する資格検定試験やデザインコンペティション等を用いて学修効果を高めます。
  2. 2年終了時に、基礎レベルが修得できているかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。
  3. 4年終了時に、卒業にふさわしい学修成果を得られたかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。

人間健康学部

駒沢女子大学人間健康学部は、教養教育科目と専門教育科目の枠を設け、全学ディプロマ・ポリシーで掲げている4つの教育目標を達成するために必要なカリキュラムと教育方法を用意しています(人間健康学部カリキュラムツリー人間健康学部教養教育科目カリキュラムマップ学修到達度確認表)。

健康栄養学科

健康栄養学科は、ディプロマ・ポリシーで掲げた教育目標を達成するために、次のようなカリキュラム編成と授業を行います(健康栄養学科専門教育科目カリキュラムマップ)。

教育内容
  1. 栄養士・管理栄養士としての社会的責務を果たすことができるようにカリキュラムを作成しています。
  2. 社会人に求められる幅広い教養とコミュニケーション力を養うために、教養教育科目を設けています。
  3. 栄養士・管理栄養士に必要とされる専門的な知識及び技術を修得するために専門基礎科目と専門科目を設けています。
教育方法
  1. 豊富な実験・実習科目によって講義で学んだ知識を確認し、また、技術を修得します。
  2. 学外の施設で行う臨地実習によって、応用力や実践力を養います。
  3. 総合演習によって専門科目間の連携を図り、体系的な知識の修得を実現します。
評価方法
  1. 2年終了時に、基礎レベルが修得できているかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。
  2. 4年次の総合演習で複数回行う筆記試験によって、専門基礎科目および専門科目の学習効果を高めます。
  3. 4年終了時に、卒業にふさわしい学習成果を得られたかについて各種「学修到達度確認表」を用いて評価します。

看護学部・看護学科

駒沢女子大学看護学部看護学科は、教育目標を達成するために、以下のカリキュラム構成としています(看護学部カリキュラムツリー看護学部教養教育科目カリキュラムマップ看護学部専門基礎科目・専門科目カリキュラムマップ学修到達度確認表)。

教育内容

カリキュラムの構成は、学士力のある看護専門職を育成するため、科目区分を「教養教育科目」「専門基礎科目」「専門科目」とし、それぞれの科目区分においては、さらに以下のような細区分を行っています。各科目は、学修の順序性を考慮して配置しています。尚、選抜選択制として保健師教育課程を設定しています。

  1. 「教養教育科目」においては、豊かな人間性、幅広く深い教養、高い倫理観、社会性、コミュニケーション力を身につけることができる科目、自己成長や課題発見につながる科目で構成し、細区分は「人間の理解」「社会の理解」「言語と文化の理解」「情報と科学の理解」としています。「人間の理解」では、建学の精神について理解する仏教学をはじめとした人間の理解に関する科目、「社会の理解」では、社会的存在としての人間の理解に関する科目、「言語と文化の理解」では、思考の言語化・他者とのコミュニケーション・外国語を通して異文化を知る科目、「情報と科学の理解」では、数理的な思考とICT の理解、情報の活用に関する科目を配置しています。
  2. 「専門基礎科目」においては、科学的・創造的な看護実践を行う上で必要となる医療に関連する基礎的知識を修得できる科目で構成し、細区分は「健康と医療」「健康の支援」としています。「健康と医療」では、健康の理解(正常な人体の理解)と健康障害の理解(疾病のある人体の理解)に関する科目、「健康の支援」では、健康を支援するさいに必要となる心理・社会・教育的な側面の理解に関する科目を配置しています。
  3. 「専門科目」においては、看護実践に必要な知識・技術を修得できる科目で構成し、細区分は「看護の基礎」「看護の実践」「公衆衛生看護」「看護の統合」としています。「看護の基礎」では、看護実践の基盤に関する科目、「看護の実践」では、対象のニーズに応じた看護実践に関する科目、「公衆衛生看護」では、健康な地域づくりに関する科目、「看護の統合」では、安全な医療の提供に関する科目や多職種との連携に関する科目、自己成長や課題探究・課題解決に必要となる知識・技術に関する科目を配置しています。

教育方法

  1. 看護学の理論と実践を系統的に学ぶことにより、看護実践力の強化を図ります。
  2. 豊富な実習・実技科目によって講義で学んだ知識についてポートフォリオを用いながら確認するとともに、学外施設で行う臨地実習によって応用力や実践力を養います。
  3. 現代社会に必要な技術と環境への対処能力をアクティブラーニングにより習得し、リベラルアーツ力を高め、生涯にわたり自己研鑽する方法論を身に付けます。

評価方法

  1. 2年次終了時に、学修到達度確認表に基づいて教員・学生による8つの能力(教養力、人間性、コミュニケーション力、社会性、専門力、判断力、技術力、実践力)を4つの水準で評価します。
  2. 2年次終了時に、必修科目の単位修得の状況を確認し、看護専門職に求められる基礎学力を評価します。
  3. 3年次前期に、各看護学領域の演習科目において、看護の実践に必要となる専門力、判断力、技術力について学修到達度を評価します。
  4. 4年次の履修科目すべての終了時に、学修到達度確認表に基づいて教員・学生による8つの能力(教養力、人間性、コミュニケーション力、社会性、専門力、判断力、技術力、実践力)を4つの水準で評価します。
  1. ※ 2年次までに配当された全ての必修科目単位を修得しなければ、3年前期の配当科目を履修することができません。したがって、この場合は卒業が延期になります。

人間総合学群 カリキュラムツリー

詳しくはこちらをご覧ください

学群・学類・専攻のカリキュラムマップ

教養教育科目

人間総合学群

学修到達度確認表

専門教育科目

人間文化学類

教職に関する科目

人間文化学類

博物館学芸員養成課程科目

人間健康学部 カリキュラムツリー

詳しくはこちらをご覧ください

学修到達度確認表

教養教育科目

専門教育科目

看護学部 カリキュラムツリー

詳しくはこちらをご覧ください

学修到達度確認表

教養教育科目

専門基礎科目・専門科目


人文学部 (平成29年度入学者まで)

人文学部(平成29年度入学者まで)のカリキュラム・ポリシーはこちら