新緑の季節となりました。[国語科 中野]

教室の窓から見える木々の色は、5月の中旬になり、目にもまぶしい濃い緑色になっています。

先日の中学1年生の国語の授業で、今の季節にぴったりの俳句を紹介しました。
江戸時代の俳人が作り、この季節一度は耳にする俳句、
「目には青葉 山時鳥(やまほととぎす) ○○○○○ 」  というものです。
中学1年生には聞いたことがあるような、ないような……といった様子でした。
○○○○○にはこの季節の食べ物が入ります。みんなだったら何を入れますか?
中学1年生にこの季節あった食べ物を入れて新しい俳句にしてもらいました。

「目には青葉 山時鳥 さくらもち」 少し前に桜餅を食べたのでしょうね。
「目には青葉 山時鳥 かしわもち」 うんうん。この時期にぴったりです。
「目には青葉 山時鳥 よもぎもち」 中学1年生はお餅好きですね。
「目には青葉 山時鳥 春キャベツ」 この季節のキャベツは柔らかくて甘いですよね。
「目には青葉 山時鳥 さくらんぼ」 そうです。この時期から旬になってきます。
「目には青葉 山時鳥 ミニトマト」 目にも鮮やかな赤色が浮かびます。
などなど、新しい、素敵な俳句にしてくれました。

〇に入る言葉は「初鰹(はつがつお)」だということを伝えましたら、中学1年生は、「なんだそれは!」「つまらない答えだな!」という無言の表情をしていました。
中学1年生にとって「初鰹」は、なじみがないかもしれませんが、「時鳥」は耳を澄ますと校内でも鳴き声が聞こえてきます。まだ鶯も元気よく鳴いていますが、時鳥の鳴き声は初夏を感じさせてくれます。一日一日、夏に近づいています。

  • 中1の教室から見える景色です
    中1の教室から見える景色です

国語科 中野

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