気づき[体育科 二見]
2025/05/01
新学期が始まり、慌ただしく日々が過ぎていく中で、ふと気づけば4月も終わろうとしています。校庭の桜もすっかり葉桜になり、枝先には柔らかな若葉が揺れています。けれど、その中にほんの少しだけ、花びらを残した枝があり、春の名残を感じさせてくれました。
子どもたちも「まだちょっと咲いてる!」と発見すると、友達と一緒にその木の下まで駆け寄っていきました。自然の変化に気づき、それを共有する姿に、何気ない毎日の中にも心が温かくなる瞬間があります。
先日までは満開だった桜も、こうして少しずつ姿を変えながら季節のバトンを渡していくのだと思うと、その変化ひとつひとつが愛おしく感じられます。
「もう終わり」ではなく、「まだ咲いている」「今しか見られない」と思える子どもたちの感性に、こちらが教えられることも多い日々です。
小さな気づきを大切にしながら、5月へと向かうこの季節を、ゆったりと味わっていきたいと思います。
駒沢学園坂下の桜
体育科 二見