コーチングを学んで[英語科 伊澤]

2年前の秋、ひょんなことからコーチングと出会い、以来すっかりその魅力に取りつかれてしまいました。平日の夜、学校の業務を終えてから自宅でオンラインのコーチング練習会に参加します。会に参加した回数は、ゆうに100回を超えたでしょうか。

コーチングを受ける方をコーチィと呼び、コーチングをする人をコーチと呼びます。コーチの語源は『馬車』で人を目的地まで運ぶもの、という意味です。

私はある方からコーチングを受け、たった2回のセッションで長年の夢を叶えることができたのです。これは驚きでした。コーチが30年の時を超え、一気に私を目的地まで到達させてくれたのです。

コーチングはカウンセリングと似たところがあります。相手の方の話をしっかり聴く『傾聴』。相手の方の存在を全肯定で受け入れる『承認』。そして相手に気づきをもたらし、行動まで導く『質問』。このたった3つのシンプルなことがコーチングの骨格です。

この新しく手にいれたコミュニケーションのツールを私は特に生徒面談の時に試してみました。効果は絶大です。生徒の言葉を遮らずにじっくり聴くと、興味深い話が次から次へと出てくるのです。生徒から話を聴くことは宝の山を探検するかのようでした。

コーチングは『最高のコミュニケーションスタイル』という人がいます。人は誰しも自分の話を聴いてもらいたい、受け入れてもらいたいと望んでいます。自ら気がつき、自分の心の声が発した言葉に人は従い、行動していくのです。そのお手伝いをするのがコーチングです。私はティ―チングではなく、コーチングに自分の生徒と向かい合うときの基本姿勢を依拠したいと思うようになりました。

最後に、コーチングのマインドセットを持った偉人の言葉をご紹介して終わりにします。

『人にものを教えることはできない。みずから気づく手助けができるだけだ』 ガリレオ・ガリレイ

英語科 伊澤

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