高校1年 永平寺参拝研修
2024/09/20
長い夏休みがあっという間に終わり、台風10号の報道とともに2学期が始まりました。
高校1年生は9月3日(火)・4日(水)の2日間、永平寺参拝研修に行きました。
1日目:福井県の永平寺にて修行体験!
永平寺参道。これから研修です。
私も2年前に参加しました。
初めての経験ばかりでしたが、特に精進料理が印象的でした。
食事のマナーとしてお茶とたくあんは最後まで手をつけず、洗鉢という作法をしなければなりません。洗鉢は食べ終わった全ての器にお茶を注ぎ、たくあんできれいに洗って、全て飲み干すことをいいます。いい味とは言えませんでしたが、水や洗剤を節約することの大切さと水の貴重さを身に染みて感じました。
今年の1年生は、食事で使用した「お箸」をお土産にいただいたそうです。
2日目:階段登り!
……とにかく階段を登ります!
朝は4時半起床。
坐禅をした後、法堂へ行くため永遠と続く(と思うほど)長い階段を登りました…
永平寺下山後、向かった先は……滋賀県の彦根城!
ここでも彦根城天守の頂上に行くため、たくさんの階段を登りました。
しかし、その分頂上から見る景色は格別で、疲れ切った体には冷たい水がよく沁みました!
彦根城は琵琶湖や町を一望でき、季節折々の景色が見られ、壮観であると感じました。これらの景色は政治的権力の象徴であり、それを感じるために多くの階段を登ったのだなと思いました。
彦根城天守。2年前に参加した時の写真です。
「永平寺が大変だったー」という1年生の声を聞いて、2年前帰りの新幹線でみんながぐっすり寝ているのを思い出しました。
永平寺には独特の空気感があり、美しい自然とともに数百年もの歴史の重みを感じました。また雲水さんの厳格たる姿を見て、自然と身がしまり、日常の怠惰な生活を思い起こさせられました。
時間に追われる毎日への区切りとして時間を感じさせない永平寺の1日を体験してみてほしいです。
永平寺参拝研修で得られるものは、それぞれ違いますが、私はこれをきっかけに水を好きになりました。
機会がありましたら、ぜひいろんな体験をしてみてください☺︎