9月27日(木)追善記念日の式典が行われました。
2024/10/07
「追善記念日」とは、どのような式典なのですか?
追善記念日は、建長五年(西暦1253年)に、道元禅師がお亡くなりになった日にちなので、この1年間にお亡くなりになった教職員・学生・生徒・園児およびその関係者を、学園全体で追慕し、追善するための式典です。道元禅師をはじめお亡くなりになった方々をはるかにおしのびし、その人々の御恩や愛情に感謝する日です。ご導師の葛城理事長から「いのちはどこからきたのでしょうか。あなたはいったい何者なのですか」と投げかけられました。
私たちは「自分の身体、自分の能力、自分のもの」とそれ以外を取捨・判断します。しかし、ここで一旦立ち止まって考えてみて欲しいのです。
ではここで皆さんに質問します。
あなたのご先祖は何人ですか。
さあどうでしょう。
両親、両親のおばあちゃんとおじいちゃん、そのまた上に……と遡っていくと、アフリカの人類の祖先にいき、ではその祖先はサルで、進化を辿っていくといのちの始まりがいつなのかは、もはやわからなくなってしまいます。
こうして考えていくと、ここにいる自分は、果てしないいのちの繋がりがあって「今」この瞬間があることに気づきます。
仏教ではこれを「無始」(始めがいつかわからないほどの遠い過去)といいます。
はじめも終わりもなくただ「ある」このいのちを尊く、愛おしく感じてきます。
自分も他者も同じく尊い、大切ないのちなのだと気づける機会になるといいです。
追善記念式典の様子です
司会デビューしました。
献茶湯(丁重にお供えをします)
理事長のご講話です。
いのちを繋いでくれてありがとう、と祈りを捧げました。
心を一つに……合掌します。