中学3年生「宗教」の授業紹介

~「はきものをそろえる」から学ぶ心のあり方~

中学3年生の「宗教」の授業では、「はきものをそろえよう」という詩を読み、「はきものをそろえることが、なぜ心をそろえることにつながるのか」について考えました。

はきものをそろえると 心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心も そろうでしょう
(藤本幸那氏作/長野県円福寺)

物(はきもの)と心は、一見まったく別のもののように思えます。
しかし、たとえば家の玄関の靴がきれいにそろっていると、気持ちがすがすがしくなり、前向きな気分になります。

反対に、靴が脱ぎっぱなしだと、どこか落ち着かず、次の行動にも影響します。

このように、形あるものを通して、心を整える――。

先人はそのことを、この詩を通して教えてくれています。
授業では、生徒一人ひとりが自分の体験を振り返りながら、「心」と「物」との関係を考えました。
日常生活を丁寧に送ることの大切さに気づく時間となりました。

〈生徒の感想〉


  • 生徒が毎朝通る下駄箱に掲示している書。

  • 上履きがそろっていると気持ちがいいです。

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