<校長室ブログ>摂心会
2022/12/09

今年も摂心会(早朝坐禅会)が終わりました。
坐禅をすることで何かを得られるかどうか、ということより、ただひたすら座る、ということが大事なのだと、昔、先輩の先生から教えられました。それは、わたしたちの生き方にも通じることだと思います。
朝、早起きをして頑張って参加している生徒たちと、静寂の中、ただひたすらに座りながら、自分を見つめています。
とはいっても、今年は少し暖かくて助かった! なんて思っているので、“ただひたすらに”の境地にはまだ至っていませんね。

<校長室ブログ>ありのままの美しさを受け止める
2022/12/07

「今日は、富士山が一層きれいに見えます。」
朝の見守りをしている時、グランドから上がってきた体育科の芦田先生からそう声をかけられました。
駒沢学園はいつも富士山に見守られています。

富士は、常にありのまま、そこにどっしりと存在しています。
ありのまま、美しさも弱さもみんな含めて、ありのままを受け入れることは、とても謙虚なことです。自分を飾ったり、嫌いな部分を繕ったり、のように力んだりせず、シンプルに生きていこう、富士を見上げると、いつもそんなふうに思うのです。

さあ、今日も一日、自分らしく頑張りましょう!

<校長室ブログ>「知るべき税」
2022/11/21

本校の高校3年生が、税に関する作文「知るべき税」で署長賞を受賞しました。授賞式で、「税はわたしたちの生活を豊かにするもの、これからの経済、社会を支えていく自分たちが、未来へバトンをしっかりと引き継いでいけるよう頑張りたい。社会に貢献できる大人になる。」といった力強い内容の朗読発表がありました。
同時に、駒沢学園高等学校が租税教育推進校として、日野税務署より感謝状をいただきました。大変光栄なことでうれしく思います。

<校長室ブログ>研修旅行引率
2022/11/08

中学2年生と一緒に広島・関西研修旅行に行ってきました。
生徒たちは、日常とは違う空間と集団生活に、大変さも経験したと思いますが、そのぶん得ることもたくさんあったことでしょう。みながちょっとずつ周りの人のことを思い合って生活をし、成長した3日間でした。
初めての体験もたくさんありましたね。
広島では平和記念資料館を訪れ、講和を聴き、平和について真剣に考えていました。
USJでは思いっきり楽しんで、元気な笑顔を見せていました。
私も生徒たちと共に過ごすことができ、とても素敵な時間をいただけたと思っています。

<校長室ブログ>沖縄修学旅行に寄せて
2022/10/26

沖縄は日本が世界に誇る美しい海と、大自然の中で伝承されてきた独特の琉球文化を有しています。しかし、この地は今から77年前、第二次世界大戦中に日本で唯一地上戦が行われ、住民を巻き込み、沖縄県民の4人に1人が亡くなられた悲しい歴史があります。
資料館にある、ひめゆり学徒隊や白梅学徒隊として、戦禍へ看護隊として派遣され亡くなっていった少女たちの写真に、胸がしめつけられます。
沖縄には「ぬちどう宝」(命こそ宝である)という言葉があります。
未来を担う若いみなさんが、今、この地を訪れることに、大きな意味があります。
どうか、平和について考えてください。平和への希望の光を、世界に照らしてください。みなさんひとりひとりに未来を託します。
実りある修学旅行になることを願っています。

<校長室ブログ>卒業生へ ~りんどう祭を終えて~
2022/10/21

りんどう祭に遊びにきてくれたたくさんの卒業生たち。久しぶりの来校、再会にみんな喜んでいました。私も嬉しかったです。
卒業して何年もたち、今は社会でさまざまな立場になっていても、学校にくれば、その当時の気持ちが戻ってくるものです。それぞれに苦労があっても、この場所で、元気をもらって、また明日から頑張ろう、そんなふうに感じて帰ってもらえる場所、それが駒沢学園です。
いつだって、自分を応援し、励ましてくれる、それが母校ですよね。
懐かしい当時の話をして、また、それぞれの道で頑張ってもらえたら、と思いつつ、私自身元気をたくさんもらえた二日間となりました。

<校長室ブログ>りんどう祭の準備週間です
2022/10/11

今年のテーマは「絢爛豪華〜華やかに咲き誇れ私達〜」です。生徒たちの漲る自信を感じます。一人一人がもつ魅力、個性が交ざり合って、華やかに美しく咲き誇る様子をイメージしたということです。

ひとつのものをみんなで創りあげる時、意見が合わないこともあるでしょうが、そんな時こそ対話を大事にしてください。それぞれの違いを尊重し、違いの役割を生かして物事を進めましょう。互いを補い支え合い、わたしたちは社会で生きているのです。
壮大なテーマに負けない、生徒一人一人の個性と魅力が輝いているりんどう祭、私も楽しみにしています。

<校長室ブログ>追善記念日に寄せて
2022/09/29

今年1月、主人の母を亡くしました。思い出すのは決まって笑顔です。常に、「ありがとう」という言葉を欠かさない人でした。忙しく仕事をしていて、ろくに親孝行のできなかった私ですが、変わらず応援し続けてくれた義母がいてくれたからこそ、今の私がいます。
たくさんの思い出は決して消えることはなく、教わったことは永遠に生き続けます。

9月29日学園の追善記念日、どうか、ご先祖様の笑顔を、命の尊さを、自分を生かしてくれている全ての方への感謝の気持ちを、あらためて思い起こしてみてください。

<校長室ブログ>台風
2022/09/26

秋になり、台風が次々と発生しています。こどものころ、台風といえば、学校がお休みになるかもとウキウキしたものですが、今考えれば、被害に備えるために大人は大変だったのだと思い知ります。
台風の影響で、予定を変更せざるを得ない人や、警備のために仕事がさらに忙しくなる人、学校も同様です。備えあれば憂いなし、生徒の安全第一。南の海上で台風が発生したと聞くと、休校の判断について台風の進路情報が気になり、夜は何回も起きて確認をする羽目になります。
生徒が楽しみにしている秋の行事、りんどう祭や修学旅行に、どうかぶつからないで。お天気の神様に祈るばかりです。

<校長室ブログ>高校時代がんばったことは?
2022/09/20

2学期になり、高校3年生の進路について、校長面接が始まっています。
高校時代にがんばったことは?
「勉強です!」
「部活です!」
「コマクエとライフデザインの授業です!」(本校の探究型授業のこと)
「りんどう祭です!」(学園祭のこと)
などなど……。

今年の3年生は、コロナ禍と同時に入学し、学校生活の中で修学旅行や留学体験などさまざまな機会が奪われました。それでも、いろんなことをあきらめずにここまでがんばってきた生徒たちを愛おしく思います。
高校3年生全員にエールを送り、最後まで見届けていきます。

<校長室ブログ>母校を訪ねて……。
2022/09/14

何十年ぶりかで母校を訪ねました。
そこで、国際英語教育のプログラムについて話を聞き、中学3年生や高校生が実際に勉強している様子を見せてもらいました。生徒さんたちは、楽しそうに、積極的にイングリッシュスピーカーの留学生講師に話しかけていました。
校舎はすっかり建て替えられ素敵に様変わりしていましたが、雰囲気は自分が通っていたころと変わらず、生徒の自主性を尊重している校風はそのままだと感じました。
青春時代に培われた精神は、その後の人生を大きく左右します。駒女の生徒たちにも、本校で学んだことに自信と誇りをもって生きていってもらえるような、そんな教育をしたいとあらためて思いました。

<校長室ブログ>平和な未来に向けて、今すべきこと
2022/09/01

ロシアとウクライナの戦争は、すでに半年が過ぎ、未だ、先が見えない状況が続いています。
何が起こるかわからない、先行き不透明な時代に私たちは生きています。他人ごと、よその国の出来事ではないのです。
生徒のみなさんが、今できること、しなくてはならないことは何でしょうか。
毎日の生活、ひとつひとつを大切にすること。
いろんなことをしっかり勉強して、確かな判断力をつけること。
正しいことを実行できる、ゆるぎない自分自身を確立すること。

2学期が始まっています。
みなさんに大いに期待しています。