<校長室ブログ>11年目の春。

東日本大震災から10年。当時、私は、高校2年生のクラス担任をしていました。学年末試験の最終日で、帰宅途中の生徒も多く、学校は対応に追われました。全員無事との確認は取れましたが、その後休校となり、生徒たちに会えなくなってしまいました。中止となった春期セミナーの課題と解説プリントを郵送し、「無事でいてくれて良かった。次にお会いする時は、高校3年生になっていますね。」と、手紙を添えました。
当時はまだ、リモート授業なんて、夢のまた夢だったのです。
この10年間に進化したことは、たくさんあります。学校のルールも、いくつも変わりました。私たちの危機管理意識も高くなり、コロナ禍であっても、避難訓練は欠かすことはありません。何より、通信機器の急速な発展とその導入により、離れていても対応できるようになりました。
この先、10年後の世界も予測はできませんが、素敵な未来にしていくことを心に誓って、11年目の春を迎えます。

校長室ブログ:新着投稿一覧へ