ノスタルジー[情報科 横溝]
2025/06/27
休日にジブリのアニメ映画「風立ちぬ」を見ていました。この映画は、1930年代の航空機設計者を描いたものです。主人公の二郎が計算尺を使いながら航空機の設計をしていたことが印象的でした。というのも、私が学部生だったころ、この計算尺を使って実験データなどをまとめていました。当時のパソコンはとても高価で(本体だけで約50万円)大学1年生の私には手の届かない代物でした。関数電卓もありましたが、それでも当時の価格は2~3万円、と言うことで、高校時代から使っていた計算尺を1年ほど使っていました。
計算尺は、手に取って目盛りを合わせるだけですぐに乗除算、二乗三乗、三角関数、 対数などの計算ができます。
たとえば1.5×5掛け算は、カーソル(真ん中の赤の縦線)を動かし、下から2番目の目盛りを5、真ん中の目盛りを1.5に合わせます。すると下から3番目の目盛り1が答えの7.5を示しています。
私の学部生時代、周りの友人は、みんな計算尺を使っていたなぁと、当時を懐かしく思いながら、今日も「情報」の授業を担当しています。
情報科 横溝