卒業式

3月5日(金)に高校3年生、3月22日(木)に中学3年生の卒業式が行われました。2019年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため卒業生のみでの開催でしたが、2020年度は保護者の方にもご参加いただき対策をとりながら例年に近い卒業式を行うことができました。

私たち高校3年生にとってこの3年間はたくさんの困難に見舞われた3年間でした。
推薦入試の日は大雪、2年生の時の文化祭は台風の影響で1日のみの開催、3年生になってからは楽しみにしていたスプリングデーや体育祭、文化祭も中止となり、駒女生として制服を着て登校する最終日、卒業式もあまり良い天気ではありませんでした。ですが、そんな私たちだったからこそ多くの困難を乗り越え、私たちなりに全力で日常生活を楽しみ、今までの当たり前がどんなに恵まれていたか、感謝の気持ちを忘れてはいけないかということを学ぶことのできた3年間でもありました。入学したての頃は女子校で本当にやっていけるのか不安の気持ちが心の中の半分を占めていましたが、こうして3年間過ごし、卒業した今、女子校でしか得られなかったであろう楽しく笑顔にあふれる思い出を手にすることができて幸せです。きっと「女子校は女子同士のトラブルが多くて大変そう」と女子校というものに対する抵抗や怖さを感じて高校を選ぶとき無条件に候補から外されたり迷う対象にすらならない受験生が多いと思います。みんな最初はそう思うけれど今なら自信をもって言えます。「女子校楽しかった! 駒女でよかった! 大好き!!」この言葉を胸をはって言えるようになるまでの道のりが楽で簡単だったわけでは決してありません。トラブルだって皆それぞれが一度は経験するからこそ絆は深くなるし、心も体も成長し、強くなることができ、そこではじめて何気なく過ごしてきた日常が楽しかったと言えるようになります。入学してから卒業するまでの1062日、私たちを常に支え背中を押してくれた先生方、たくさんの愛を私たちに注ぎ立派な女性に成長させてくれてありがとうございました。私立に通わせてくれて毎日お弁当をつくってくれたお父さん、お母さん、私たちの毎日の笑顔をいつも近くで支えてくれてありがとう。
そして、駒女で出会った全ての友達、3年間駒女での全ての瞬間喜怒哀楽を共にしてくれていつだって笑顔の源でいてくれて本当にありがとう。

本当にたくさんの人からあたたかい優しさを受け、成長できたこの3年間、私たちは一瞬一瞬の思い出を心に刻み、生涯の宝物として大切にしていきます。立派な大人になってまた駒女に来れる日が来ることを願って、駒女で培った、生きていくうえで大切なことを忘れず、それぞれの道で私たちらしく全力で頑張っていきます。心の底からこの駒女での3年間を誇りに思い、満開の桜咲く坂を降り卒業します。

ずっとずっと私たちの大好きな駒女でありますように。
改めて全ての卒業生、ご卒業おめでとうございます。
幸せな3年間を本当に本当にありがとうございました。

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