「追善記念日」とは、どのような式典なのですか?

9月29日(木)に、追善記念日の式典が行われました。
駒沢学園女子中学高等学校では、この式典の意味・意義に合わせて、次のようなことに心をはせてほしいと考えています。
追善記念日は、建長五年(西暦1253年)に、道元禅師がお亡くなりになった日にちなので、この1年間にお亡くなりになった教職員・学生・生徒・園児およびその関係者を、学園全体で追慕し、追善するための式典です。道元禅師をはじめお亡くなりになった方々をはるかにおしのびし、その人々の御恩や愛情に感謝する日です。
私たちは、この追善記念日の式典を通して、それぞれの「いのち」は、多くの御先祖様(おじいさんおばあさん・ひいおじいちゃんひいおばあちゃんなど)から引き継がれてきた大切ないのちであるということ、このいのちには必ず終わりがあるということについて、あらためて思いをいたす日でもあります。道元禅師やお亡くなりになった方々の御恩や愛情に感謝しながら、いのちの連続性と有限性について感じ、今をどう生きていかなければならないかということについて考えましょう。

生徒手帳の31頁に、「みほとけは」とういう歌の歌詞があります。

 みほとけは
 まなこをとじて みなよべば
 さやかにいます わがまえに
 さやかにいます わがまえに
 みほとけは
 ひとりなげきて みなよべば
 えみてぞいます わがむねに
 えみてぞいます わがむねに
 みほとけは
 したいまつりて みなよべば
 つつみています わがいのち
 つつみています わがいのち

追善記念日では、御先祖様の笑顔などを思い浮かべながら、自分自身にも向き合いながら、手を合わせましょう。
追善記念日は、祈りの日です。

  • 式典の様子
    式典の様子
  • 生徒の仏壇へのお焼香の様子
    生徒の仏壇へのお焼香の様子

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